真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

『1Q84』を読んだ

書棚の結構大事なところに延々この本が鎮座いていて「いい加減読めよ!!」とか思ったところ、理由あって読む時間も取れたので読み切った。単行本3冊は重たいわー。

内容については省略。書棚は別の溢れた本ですぐ埋まるのであった。

それにしても積読が常にヤバいことになってるのはいい加減どうにかならんだろうか

きちんとした指導者 v.s. 高校生

あくまでラノベ(虚構)なので実際の現場でどうか、というのは置いとくとして、「ユーフォニアム」で個人的に上手いなぁとおもったところ。

 

なんですか、これとは (ナンデスカコレとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

 

「ああこの人偉いなぁ……」と思うのが滝昇のこの手のセリフ。

 

明確に「それが直接の理由だ」と書いてあるわけではないけど、主人公の久美子が最後に教師を選ぶことになるきっかけも、ある意味この指導者周辺の事情を3年次に部長として見ることになったからだろう

 

更に良いなぁと思うのは、久美子1年編だと滝先生は「単に怖い人」に近いふるまいをしていた気がする(「滝先生はすごいひとだから!」じゃすごさはつたわらねーんだよポンコツ麗奈)。一方で3年編くらいになると「悩みがチラ見えしている」みたいな方向に少しだけシフトしているのも良いんだよね。

とはいえ、決して奥のそこまでは見せない(麗奈が邪魔なのもあって見えない)感じもあるのは立派であった。

 

仕事の話としては「ネガティブサプライズを最後に突然出すな」というのがある。例えば評価制度がある会社で、しかも半年とか1年とかコミュニケーションを取るタイミングがあるときに、途中までは「頑張ってるよ」とか言っておきながら最後に評価がマイナスだったりする評価をしちゃう評価者ってのは、いる。これは評価サイドとしては仕事をしていない。

 

相手が大人であろうがなかろうが、まず「最終結果の前に現実を伝えて改善を促す」ことが重要。上のセリフは、最初の段階で、馴染んでもいない状態でスパッと切り出しているのが素晴らしいし、以後も練習現場ではまるで緩めていない。前提として(こっちの誘導は私は好きじゃないけど)「全国大会出場」という合意がある中なので、厳しい現実はなるべく早く伝えなければ手遅れになる、ってのが前提にあるんだろう

 

現実の従業員的お仕事においても、似たことはある。「給与増やしたい」と言ってくる人が、自分の職責に対して怠惰気味であれば、「それでは給与は増えないよ」とは先に伝える必要がある。十分以上でなければ給与を増やす義理も根拠もないのだから。

「給与増やしたい」に対して実際にはやる気がないなら、相当最後の手段としてだが「なんですか、これ」とか評価者側が言ってもしかたなし。私も「私の時間を無駄にしないでいただきたい」とか言っちゃおうかしら……

 

まぁ現実には厳しい言葉がけではなくて「失望」の方になりがちなんだけどね。一蓮托生でない(つまりその人の評価の低さが自分の目標と著しい連動をしない)場合が多いので、ぼやっと突き放しちゃうことのほうが多いんだけど

 

という社会人の一般的な話はさておき、この小説の評価対象は新入生も含めた高校生。主人公に至っては1年時点では「本当に全国行けると思ってたの?」と言っちゃう空気読めなさっぷり。故に「ネガティブな指摘」が「有益なもの」以上に「シンプルに辛いもの」にとらえてしまう。もちろん社会人担ってもそういう人のほうが多数派なのかもだけど、それにしても生徒・学生の立場を悪用するようなゴシップとかそういうのになりがち。当の本人たちが自分たちの立ち位置についてしっかり考えきっていない(それ自体は仕方ない)ことを棚に上げて攻撃対象を作り込んでしまう感じ、実に、……良いね。ままならないね。

 

京アニポルノってのがあるんだと思う

見たのは完全に偶然なんだけど『響け!ユーフォニアム』アニメを1期・2期・総集編除く劇場版・3期と見た。3期が終わった直後だったのは、これもなにかの縁。いやほんと偶然。先日のヒーローアカデミアは「最終回」と見たので読み始めていた。こっちはノー情報

 

ものすごく良かった〜!

 

と、は、思いつつ、実は相応に通しての違和感も感じた。「ものすごく良い」と、「物足りない、もしくは、なんか違う」が同居していて違和感の正体に迫りたかった。

アニメを3期まで見終えたタイミングが上のポストで、とりあえず「なんじゃこりゃー。ぬあああ!」と悶絶打って一通り感動した翌日に最終章の小説(合本)を通しで読んだ。

原作をさっと読んだだけの一旦の結論として「原作に対して特定の演出が盛りすぎ」ということの副作用なんじゃないかなと思った。

原作は十分尊重しつつも、京アニ版ではヒロイン久美子と麗奈の百合展開の成分をちょっと盛りすぎ。いや、感動はするんだけど、最終章の小説版だけみると「吹奏楽部の取った賞の顛末が同じだけの違う作品だ」とちょっと思った。登場人物が原作で総じて訛っている、というの以上の何かがある。

これ、ヴァイオレット・エヴァーガーデンでも少し感じたやつでもある。私としてはアニメ個別の宿痾とかじゃなくて、京アニのなんかじゃないだろか。なんかそう思わずにいられない「すごいのに気持ち悪い」感じを得た。

京アニ、作品づくりが評判良いし実際良いんだけど、特に直近2作品について言えば、ちょっと過剰なところあるなって思う。感動させる技法に振りすぎてるなぁって。お涙頂戴が何周も回ってしまって「ポルノ」化していかないか心配だなって。

以下は強烈にネタバレする。可能ならアニメで一通り感動したうえで読むほうが共感してくれる可能性は高いかな。アニメをディスりたいとかそういうんじゃない(正直すごくよかった)ので見てほしいなぁ

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(DDR)なんだ酷い戦いじゃないか

ぶっちゃけSUN+は心配してないわけですよ。SUN++が相応に難易度が高くてでも多分無理とは言わないくらい。ところがSUN+++が突然超厳しい感じ。WORLDは無理です。

SUN+++も今の実力・体力だとよほどのことをしないと取れない印象しかまだありません。

 

地味にショックだったのがB2U AKBKの以下。

画像

うろ覚えの部分も多いんですがこの譜面は登場して以来散発的に挑戦してきて撃沈してたんです。実に12年弱の歳月を経てここまで来た。そもそも曲として、X3中もしかすると一番好きかもですねぇ……

……ここまで来た……んですけど、この↑の結果、今の目標設定だとあんまり嬉しくないじゃありませんか。ひでぇ。IX取れてねーじゃんみたいな。「フルコンAA+が嬉しくないのか、きっつー」ってなりました。

ただ言い換えるとこういうことでもあります。この年齢にもかかわらず自分の実力は(バー持ちでは)過去最高レベルまで引き上げている

 

うーん、やっぱりあんまり嬉しくないよ。もう少し若いときになってて欲しい。

 

気を取り直してならまぁSUN+++は頑張ってみるんだろうなぁ……とはなってます。プレイ頻度の問題もあってSUN++であと何ヶ月かかるんだろうって感じではあるんですが、その時までに今の課題を解決していけばいいのね。老化に抗うのね。というかとりあえず脂肪へらそっか……

 

SUN+++について一応復習しとくと、16〜17圏のIX、もしくは15のEX圏を侵食するしかないです。未だに1件もない実績で埋め直せっていう……

 

説明)がSUN++、がSUN+++です。15 IXで実例が増えてきていること、稀に14 EXが取れていることからSUN++が達成可能ライン、そしてSUN+は言うまでもなく時間の問題と想定出来ます。ところが「一個上」であるはずのSUN+++は目処も立ってません。WORLDに至っては18 IXからやれって感じで、そりゃ無理ですとも。

 

不遜な言い方すると、多分GOLDはどっかでSUN+++圏も取れてくる予感がするんですよ。一個も取れてないけど。

問題はWHITEとCLASSIC。WHITEも問題は問題なんですが、特にCLASSICはわかり易すぎる故に気持ち的にもかなり問題です。「過去の宿敵、強くなって再登場」みたいな感じです。譜面変わってないけどね。変わったのは評価のキツさやね。

鬼鯖やFAXXをIX目指すとか言うトンデモが検討事項になるような気がします。ほんと、トンデモだね。出来ない気がしてきたね……

 

こりゃぁ、酷い戦いじゃないか

2024-08-29 LM380 と「非革命アンプ」

偶然見つけたのでメモ。

(早速脱線するんだけどTwitterで興味持ったやつとかは随時こっちに移しとかないと「揮発」するっすなー。これを書いている時点ではエレコムのACアダプタが海外で壊れたのだの電圧だけ確認してもダメかもしれないなんてのが話題になっています)

 

2.4Wステレオパワーアンプ【キット】/MA-2380KIT/4900474020282/共立プロダクツ事業所

 

前提として、音ゲーDDR + 手コン)やりつつアンプの様子を確認する、ということを最近良くやっている。重要なのはノイズや歪みがないこと、ゲームプレイに支障がないこと、といったところ。音質が「良い」というのは私にはあんまりわからないんだけど、自分の可聴域においてノイズが乗っかっているのは流石に分かるわけ。

 

んで、だいぶ前に作って実用を放置していた上のパワーアンプが実は大分良かった(「スイッチング電源相手でもノイズが少なく、歪みを感じることなくきちんと音を増幅させている」)のでICについて調べていた。

 

LM380……知らない子ですね。秋月にもなかった気がするし

 

んで、ちょっとネットを見ると「非革命アンプ」という名称で一時期流行ったようであった

まうまうオーディオ (Maumau Audio) | LM380非革命アンプを作りました

 

販売終了品……ううむ。と思ったらよく考えたらLM386が後継なんだろうなこれ。番号が露骨にそうだし。

LM380 vs LM386: What are Differences and How to Choose - Avaq

 

> The LM380 offers higher output power and lower total harmonic distortion (THD), making it suitable for applications demanding higher audio quality and power levels. On the other hand, the LM386 is renowned for its simplicity, low power consumption, and ease of use, making it a go-to choice for battery-powered devices and smaller audio applications.

 

THDについてはこれ → 全高調波歪 - Wikipedia

 

あまりしっかり調べたということはないんですが、新しいものほど

  • IC自体に回路を盛ることが減っていって外に機能を出していっている
  • 電圧についてポータブルオーディオの需要とか技術の向上とかで5V周辺から機能する

といった方向にシフトしている感じがある気がしました。

 

その分、取り回しが何か難しくなってきているのかもしんない、とも。あと、電磁気的にきちんと私説明できないですが、定格電圧が下がって電子工作の側面で使いやすくはなっていつつ、気にしている「ノイズ」「歪み」(THD知らんかった……)にはマイナスになりやすいんだろうな、とも。新しい方が一方的に優れているってことでもなさそうっすな

 

上の購入したキットについていうと、LM380の人気が上記の通りの時期に狙ってか偶然かでコストパフォーマンスとかはんだ付けの難易度とかを考えながら作ったんじゃないかな、というイメージを持ちました。

 

本筋と関係ないところ↓(こういうノウハウの蓄積に功徳がある、気がする、理論)

 

> 一番最初に銅箔テープを貼るべきだったらしい

あー……広い範囲にGNDほしいときとかは個別配線するよりこうするべきだな。あらたな学びを得た

オーディオアンプみたいのを作ったら音が変

右のは前回とおなじく秋月のキットです。

akizukidenshi.com

(↑何か宣伝に見えるな……)

左のが一旦作り終えたやつ。回路の基本は右のを踏襲してるんですが

  • 一部余ったコンデンサにしたので容量違う(違っても大丈夫という確認しつつ)
  • なぜか5線抵抗にした
  • 丸ピンソケット部分でカップリングコンデンサを差し替えできるように
  • ボリュームを一度に変えられるようにした
  • オンオフスイッチを基板上に載せた
  • ゾーベルフィルタ入れた
  • (一旦)出力手前の抵抗はとっぱらった
    • 右の回路も実は裏面にスイッチあって抵抗なし状態にできます(以下に対する伏線)

といった違いあります。

概ね「違和感ない」んですが、特に人の声あたりの周波数帯でめっちゃ音が歪んでるのが分かりました。Win11でいうとボリューム調整の「ぽよーん」って音がノイズ乗っているもしくは歪んでます。なんでぇ……??

 

当初左の自作アンプだけで確認していたので「良くない要素を足したかなぁ」とか思ってたんですが……

改めて右のアンプで試してみると、(出力保護抵抗を切ることが出来るように改造してあるんですが)なんだよ右の方でも出力の48Ω抵抗ない場合は同じこと起こるじゃん。どうなってんの……

 

おそらくアンプの性能とかじゃなくて増幅率というか「ダンピングファクター」とかそっちの話なんじゃないかなぁ、というのが現時点での理解。うわぁめんどくさ

 

ちなみに左側の入力に対するカップリングコンデンサですが、上記のような自明にダメな話がある関係でか、今のところ大事な要素になってません。とはいえMUSE(オーディオ用)の3.3uF無方向電解コンデンサと(秋月で買った程度の)4.7uFのフィルムコンデンサでのみ試したような状態なので、もっと劣悪なやつとか高いやつと比較したら変わるかもですが。そっちは追って、興味が尽きてなかったら、試します。ただ、そこまでいくと私と自宅の自作スピーカでは区別つかないんじゃないかなぁ、となんとなく予想……

 

 

 

モスキートノイズの原因

NJM4580DD使用ヘッドホンアンプキット: キット一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販

NJM4580DD使用ヘッドホンアンプキット

以前(記事にしてなかった……)、上のアンプを試した際に原因不明のモスキートノイズオペアンプ比べどころじゃなかった、という出来事がありました。

少し理解が深まったところもあるので、それ(ノイズの問題)に再度挑むことにしました。ノイズが乗らなくなると当初の「聴き比べ」をリトライ出来ます。

 

今回、一旦あらためて類似のアンプを作りつつ、例えば元の回路に入ってないゾーベルフィルタとか、あとは細かいところだと「ボリューム1つにする」みたいな改善を加えたアンプを作っています(途中)

ワイルドだろぅ?(悪い意味で

 

色々自分なりに工夫してみたんですが今回の本題じゃねーんで、そっちは置いときます。なぞのどでかい4.7uFフィルムコンデンサとかは一旦無視して。

 

んでまぁ、右耳だけ出来た(部品がちょっと足りないので買いに行かなきゃ)ので試したらやっぱりノイズ乗るんですよね。うーん……

実際のところ、ゾーベルフィルタが除去するのは今回で言えば600KHz帯以上のところなんで可聴域じゃないです。なのでつけたところでノイズの源は別だろう、なんてことも憶測も一応してたんですが……結局のところ、これだけ色々工夫しても肝心のノイズ自体は全然消えてくれてない(´・ω・`)イミネー

 

んでま、少し考えた結果「そういえばスイッチング電源のノイズ対策ってあんまり真面目にしてないよな」とか思うに至りました。

 

一応、工夫ポイントの一つとして発振防止の0.1uFセラコンも下の回路に加えているんですが(4580DDのV+とV-の真横にちょこんとあるやつ)、それだけでノイズ除去になるんだっけ……、とかそういう話です。

 

今回の電源は DP100 ですが別に安定化電源側でそんなに真剣にスイッチングノイズの対策してるとは思えません。むしろ回路が複雑な分ノイズが乗るとか……?

ということで、ためしに5V 2AのACアダプタに変えてみたら……ノイズが大きくなって、ノイズの聞こえ方が変わったよ。

 

ピカーンわかったぞー

 

そもそもアンプ作り直す必要ないじゃん。要するにこのモスキートノイズ、スイッチング電源のノイズでした。

 

「ノイズ」つながりでピンと来るべきでしたね……あああと、この前のノイズ除去キット買っとけばよかった orz

 

さて手元にある方法でノイズ除去……

 

手元で簡易的にノイズを除去する方法としてひとつありました。以前、三端子レギュレータという手があるという話を以前別のブログで読んだ記憶があります……

 

んで都合が良いことに、他のアンプで12VのACアダプタから6Vを得る目的で作ったレギュレータ回路が一個あるので試してみます。

ちなみに 三端子レギュレーター 6V1.5A NJM7806FA: 半導体 秋月電子通商-電子部品・ネット通販 です。発振防止のセラミックコンデンサつけるだけなので大層簡単。

 

(今回は9V -> 6Vでやってみました。アンプ側は NJM4580DDが10V以上耐えられるのでこのくらいは問題ではありません。目標とする電圧に対して2〜3V離れてりゃだいじょうぶでしょ)

 

えーい!!

 

……明らかなモスキート音は消えました!えらいな三端子レギュレータ!

 

なんで他のアンプキットだとモスキート音が気にならねーんだろうなぁ、と思いつつ、進捗はありました。