真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

アニメの英語版吹き替えのあれやこれや

英語の勉強と称して一時期結構な量のDVDを買っていて、結構参考になったのだった。ただ、期待通りに英語がうまくなったかというと謎。なったはなったのだけど、当初の「期待」がストレートに満たされるわけじゃない。

いや英語に限らずそうなんだけど、知らんものを勉強するってのは、その過程で対象の知らない側面に気づくことでもあって、当初から知ってる自分の中の「英語」がそのとおりの形で学べるのがベストというわけではない。

今になって考えてみると、リスニングで最初に重要なのは正確に一語一句聞き取ることではなく全体聞き取れることで、発話者の意図が把握できれば一文数十単語中、数単語分かれば良いことも多い。

で、アニメの吹替版で最初に困るのはその発話者の話した内容と字幕の内容が単語ベースでは大抵全然違うということなのだけど、一方、大意を把握するとなると大体字幕程度のものでよろしいというのがおそらく真実なのでありんす。

私が見た中で正確に会話通りの字幕になっていたアニメはほとんどなく、偶然最初に見たガンスリ1期の吹き替えだった。これも3巻中2巻だけだった気がする。ガンスリ2期は知らん。以降けぇっこう見て回ったんだけど、吹き替えと字幕が一致してると期待しない方が良いと思う。むしろ注意するべきは英語吹き替えが本当にあるか確認するという基本的なところ。北米で売り出されたパッケージでもないものがたまにある (例:CLANNADがない。 AIR, Kanonはある)。

正確に聞き取れる方が良いことは良いのはその通りで、例えば聞き取れなければ熟語が判定できず、せっかくその場で手に入るはずだったものを取り落としてしまう残念感なんてのは、まぁある。

んだけど、実際のところ聞き取れたからって、それ多分その場では覚えないよね、と。熟語とか言い回しは何度も聞いてると自然と「んー、良く聞くなぁ」ってのが耳から入ってくることが分かってきて、大抵その場で調べられる程度にはなってるんだよね。一例として「ゆーのーわっと?」という表現があって You know what? なんだけど、で「ねぇねx知ってる?」って意味なんだけど、毎度毎度聞くので、最初聞き取れんでもどうでも良くなった。

どうでも良い英語入門 ex :ガンスリ 1話 (just memo) - 真 もわ爛漫

とか結構分からん表現まとめたんだけど、正直これほとんど覚えてない

Throughout the night, the poor girl was brutally assaulted.

いや、つかわないよ!それ使わないよ! (注:ガンスリは数人いるヒロイン側が大抵悲惨な過去を持ってます。これはヘンリエッタ)

どうでも良い英語入門 ex :ガンスリ-2話 - 真 もわ爛漫

まぁ一方

Make sure the muzzle doesn't stick out over the edge. (銃口は壁面から出さないように)

この make sure は毎度毎度出てくるので多分覚えるときは覚えるし

If I were him, that kind of devotion would make me feel uncomfortable. (もし私なら、そんなに献身されてもうっとおしいだけだけどね)

If I were XXX というのも文法どうのじゃなくて体で覚えますよねと。覚えないものは、使えなくとも大したことはなく、というかここ、仮に相手が If I was って言われても分かるので問題ないと (ただ、変な感じはする)。

最初から正確に把握しようとするのはまぁいいんだけど、思うに日本人の英語教育の割と一番悪いところなんじゃないかなぁとか思ったりする。最終的にネイティブな人はそういうところを理解するんだけど、ただ「どうして」って言われて「これは仮定法でねぇ」とか説明する奴あんまりいねーなーだろーなーと。

で、つまり、アニメの英語版でどうにかこうにかする場合には字幕が重要なのでは結構ない。

おすすめ

後でもう少しまとめるかも

ガンスリンガーガール』 (一期)

上述した通り前半の字幕が発話と一致してるので安心感がある。ただ、会話自体は普通じゃないので聞き取れてうれしいかは微妙。

らき☆すた

原作を知ってる方がモチベーション高いはず。かがみ以外の声で文句ない。かがみが日本語より声のトーンが超高いので慣れが必要。ただ、英語吹き替えで声のトーンが「高い」方に振れるってのは結構少ないので聞いてみる価値はあるかもしれない。それ除くと、声優をかなりちゃんと揃えてる数少ない例

日本語同様、こなたがハルヒと同じ声優になっており、つまり例のシーンが割と完璧なのがビビる。声優のインタビューも聞くとよろしい

なおOVAは英語入ってません。注意

フルメタルパニックふもっふ』

単におもしろい。かっぶーむ!ちぃ覚えた

ちなみに相良軍曹の迫力は2割減。新兵訓練プログラム部分を聞き取れたら結構すごい (英語でぴー音混ざるとマジ意味が分からん)

当然のことながら、軍曹の英語は参考にするべきではありません

ギャラクシーエンジェル 全部

声優やキャラや設定が安定してる状態で100話近い回数トレーニング出来る数少ない例。というか何話あるん?

基本一話完結なおかげで聞き取りミスろうがなんだろうが見つづけられるのはプラスポイント。全体に連中が何やってるのか(会話が分かっても)分からないのが何点