真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

即戦力適正判定

日本の会社ってのは「後で1から勉強させますー」という姿勢なんだけど、実情その「勉強」ってのは実務の泥をすする部分だけで、ピュアな座学はほっとんどない、というのが私の認識。オーダーの授業とか、会社でしてるかと言われて「している」と答える企業出て来い。

某社の入社試験を受けて感じたのは「そーいうところはうちではやりませんけど、準備大丈夫?Are you ready?」というメッセージだった。

まるっきりアメリカ企業をやってるジョエルの発するメッセージも似たようなもんだ。結局「泥のすすり方は覚えさせてやるが、すする前に水の飲み方くらい知ってろや」と、インターンでフィルタをかけ、「知ってるな、ならOKだ」と実務に送り出す。

IT業界、とくにソフトウェアエンジニアリング部門ってのはそうやってないと、土台のない高層建築みたいな感じになっちまうんだと、上から目線で見ると見えるんじゃねーかなーと。そしてその上から目線は体育会系を欲しがる古い日本企業的には持ち得ない視点で、でもソフトウェア開発の視点では正しい。

この需要に耐える私なり公なりの教育機関が、足りない。

それが問題なんじゃねーのか?

私は昔の試験制度でソフトウェア開発技術者取ったけど、あんなのゴミ程度の、しかも知識しか聞かれない。水の飲み方ではなく「水があります。それは知ってます」という酷い世界の資格でしかない。

そうじゃなくて「こいつぁ水を飲めるぜ。いんや、もうすでに泥すら飲める!」といった感じで力量を測る資格制度とそれを支える私の教育機関でもでっち上げるのがいーんじゃないか、と。ポイントは「泥をすすって来ましたが水の良い飲み方を知らない」奴は落とせ、という思想が底にあるべきという点なんだが、まーそこはどうにかなるっしょ。

大学の中でハッカーが発酵されてくる過程ってのはある意味そういう私の教育機関なわけだけど、大学以外でなんとかするところってーのはないもんかね。

大学も、日本だとそういう発酵には適さない環境になっているかもしれない。なんせ3K云々とかでびびって世界有数の会社に日本で一番近い学部が底割れするくらいだからさー。

塾でも運営しますかねー。余暇でも使って。