誰も教えてくれない「Androidで食えるのか?」 (2/2) - ITmedia エンタープライズ
作り手として一番クリティカルな問題である、「(Androidアプリで)食えるのか?」。これは、はなはだ疑問である。受託であれば食べられるのかもしれないが、単価を考えると受託でやるならFlashかWebサービスを作る方が“鉄板”だろう。
AndroidはWebサービスやFlashに対する補完財である、という見方を昨日の某飲み会でもだべったんだが、実際そうだと思う。
最近、個人的に非常に興味深く思うのは、GAE (Webサービス) と Android の相性がクソよろしいこと、あるいは Google にサーバ預けるの嫌だとしても、サーバでAPIを定義しといてデータをサーバに、シンクライアント的な要因としてAndroidにレンダリングさせるというアイディアはクソ便利であること、というのが (「興味深く思うのは「〜」というのが、という文章構造です、はい)驚くほど知られてないことだろうか。
いやまぁ従来携帯でJavaっつーとゲームになるんだけど、Androidの場合アプリのインストール制約が異様にぬるいのでもっとジャンプアップしたプランを作れる。
例えば、企業が個別に自分たち専用のサーバとそのインターフェース(フラッシュ?HTML?css?Java Script?)を作る必要があったとして、それのクライアントをさくっと (マジでさくっと作れる) Java + Android で書いて端末代は会社持ちってプランはマジありえると思うんだよね。この場合のアプリはマーケットには載せられないだろうけど、別に「社内のwirelessでつないで社内サーバのここにアクセスすればダウソできます」ってやればいいわけで。あとは認証は端末固有のIMEIとか覚えとけば最悪そのアプリ自体がリークしてもサーバで弾ける。その企業内でしか流通させられない情報共有とかチャット、メール、TODO管理、そのほかサーバで持っててクライアントもあげます。かなり豊富な潜在的なクライアントがいると思いますがー。
あるいは「この銀行のオンラインアカウントを便利に使いたいのですっ」とか言ったときに「有料だけど、マーケットにあるよ」って言ったら速攻買うよ、と。
もちろん私は受託開発なんかやったことないから「いやそのりくつはおかしい」とか言われても多分その人が正しいんだけど、でも上の話の「鉄板」と全然ぶつからないところで売り出す方法はきっといくらだってあるのだよー、という気がしたので書いた。
あー、ちなみに上のアイディアはマーケットの利用規約に反してるかもしれないから、やるときはちゃんとライセンスを確認して。