404 Blog Not Found:働かなくても生きて行ける煉獄
それが天国だと思う人は、今一度「失踪日記」を読んで見るべきだ。
なんか変だと思うのは、なんでいきなり「働かなくて良い == 失踪状態の吾妻ひでお」という認識に飛ぶんだ、という話。私のイメージは「働かなくて良い == アフィリエイトで日本円にして90万円もらって社会からばっくれている例のアメリカ人」という感じなのでどうにも差異が大きい。
従来型の労働をしなくても良い人々が次に行く先について、dankogai氏が何か強烈な負のビジョンを持っているような感じで、その理解そのものには共感を覚えるのだが、その負のビジョンが上記のエントリではもやもやし過ぎていて全く何も見えず、焦って違うものと関連づけている感じしか受けない。
『富の未来』風に言う「生産消費」、ばっさり言ってしまうと消費してんだけど生産してるような人々は(趣味で携帯電話の機種を紹介する記事書いたらお金が入ってきた、みたいな)、働かなくても幸せに消費生活しながらしかも社会に富を還元することだって可能なわけなんだが、何故そこでいきなりひでお?私は大根薄く剥けないですよ?
『失踪日記』は働かない人の話ではなく、単に頭から壮絶なものがでてしまったがゆえに超レアで悶えるような体験をした著者による体験談という意味しかなく(そしてそれだから面白く)、そこに今回のテーマを絡める意図が明らかでない。
五割をわずかに上回っているに過ぎない。
そういやそうだすね。子どもが働いてないの見落としてた。
しかし就職しなくても富を還元できる状態においての「労働」とは一体なんぞや、という素朴な疑問は尽きない。