真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

攻略本アプリ

世の中はネットブック電子書籍という流れなんだけど、ネットブックの今のレベルって「参考文献2」は「参考文献2」と表示されるだけで、クリックするとそれを購入するページに行ったりはしないんだよね。ううむ。

他方、最近はゲームのデータっつーのは大抵攻略サイトをゴミのように見つめて、例えばレアアイテムのページを見て「ボスのてんてすがたまに落とします」って書いてあって、次はボス攻略ページって左側のリンクをたどって「光翼重装迎撃型残酷開発者てんてす」の項目を見て「光属性に弱い」って書いてあって、今度は必殺技のページをクリックしてとかやらされる。

一般書店で売れている攻略本はものすごくぶあつくて「情報あるぜー」って感じなんだけど、読んでみると「-> p2391」とかそこかしこに別ページ参照があって、どこのゲームブックだごるぁ、という感じ。

いっそ「攻略本アプリ」というのを作ってあげるのが親切なんでは、と思う。

以前、ドラクエ9攻略サイトからデータスクレイプしてxmlにして、そのxmlを読み込むことで錬金とその素材と素材のある地域と地域の説明をリンクでつないだゴミアプリを作ったのだけど、あれは潜在的にすんげー便利だっつーのは分かった。大問題なのは個人で作ってると作ってる間に重要な内容全部覚えちゃって作る気なくなることなんだな。どのくらい作る気がなくなるかというと、xmlをローカルストレージに入れる実装をしてないので起動がすんげー遅いまんま、というくらい。xmlをメモリに読み込むと驚くほど滑らかなので感動するんだけど「あ、しんかのひせきですね。ええとげんませきとてんそまと…」とか空で言える今日び、俺には要らないアプリになってしまった。

#dq9infoでAndroidマーケット検索すると多分出ます。でなけりゃ作者 mowamowa で。xmlデータは未だに消してない http://d.hatena.ne.jp/mowamowa/20090910/1252596091 をお使いください。すんごい古いデータですが、十分実用レベルです。

もう少し世界を妄想で満たすとこういうことも出来る。ちょっと例としてはアレだけど逆転裁判をとりあえずAndroidであの会社が出してくれたとする。こっちの値段は500円(安っ)。んで、普通に遊べる。

ところでマーケットにはそれと並んで設定資料集アプリが売ってる。これは300円(安っ)。買うとついでにはみちゃんの壁紙がゲット出来る。うひゃぅ。

ついでに、元の逆転裁判アプリは実は設定資料アプリがインストールしてあるかどうかを (技術的には Intent の宛先があるかどうかを判断するかで) 確認し、もしあるようなら、Menuに「ヒント」という項目が増える。「ヒント」を押すと、設定資料アプリの攻略記事のところにすぱっと飛んで「足をひきづってるよ?」と書いてあったりする。するとトノサマンの写真でどこを指摘すれば分からない状況でも「なるほどー」なんて感じになる。

さらに言うと、逆転裁判は英語バージョンもあって、Localeを設定すれば英語版のゲームと設定資料になる、と。

売れるかどうか、開発費用に対してペイするかどうかは、私は経営者じゃないのでスルーするとして、使う側的には快適なゲーム環境にはなるよね。少なくともDS片手に攻略サイト見てる現状よりはるかに楽にゲームを進められるし。あと、チャットウィンドウ開いといて「うは、鞭娘カワイス」とか垂れ流すと勝手に#GyakutenとかでTwitterに垂れ流せたりするとさらにぐだぐだで良い。

というわけで出版社はAndroidで攻略本アプリを出すべきです。はい。