真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

とりあえず日本人の著作は脇に……

分厚いビジネス書 - 武蔵野日記

ビジネス書と言っても幅があまりにも広いのでオススメしようがないのだけど。

ちなみにどのくらい広いかと言うと、少なくとも私が知る限りでも「ビジネス」一般について考えるにわたって必要な知識ってのは、ミクロ経済学マクロ経済学マーケティング経営学社会学心理学とかあって、そういう下地の学問スキップして「ビジネス書!」なんて言ってる本は信用ならねー、という。バイナリーサーチやソート知らないでbig table知ってる奴なんてエンジニアとして信用ならんのと同じでありまして。

私の印象としては、日本語訳された外国人著者のビジネス関連書籍は訳出されるに当たってのしきい値を超えているので読むのに値する率が高い一方、日本の書店に普通に置いてある本はそうではないし、ベストセラーに至っては一般人が望むことしか書いてないわけで (そうでなければベストセラーにはならない)。かつまなんとか女史推薦というのも結局はベストセラー系の「タレントオススメ本」であるに過ぎず、つまり実はmamorukさんの望む本の選び方としては違うんじゃねーかなーと。

想像するに多分象牙の塔系以外の実業知識が欲しい、という要求があると予想され、そうすると別に日本固有の事情を優先する必要はなく、むしろ全世界で売れている古典に当たった方がいーんじゃねーかなーと。不思議なことに、日本のベストセラーというのが信用されないかわりに世界中でベストセラーとなると信用がおけるわけで。ただし日本固有の事情というよりアメリカのその本が出版されてる時の事情とか、中国の2000年前の話とかになるのが問題なんですが。

最近少し注目してるのは「CEOが読むべき100冊」みたいな本で、あれに入ってる本はとりあえず時の試練にある程度耐えた名著という感じなので良いかも、と。「俺はCEOなんだそんなに何冊も読めるかばーか」とかいう文句に対して「じゃぁ仕方ない100冊に抑えといてやる」というわけで、つまりまぁ「良きビジネス書」なんでございましょう。

日本を救うにしろ、日本に答えがあるわけじゃないので、本に関しては日本人著者はよほど信用の足りる知り合いから勧められたりしないかぎり読まない方が良いかなー、というのが私の印象です。それでもなお、ハズレが少なくないのですが。

追記:はわわー。赤星なんてレアなものをいただいてしまいました。。。緑星まではあるのですが