真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

国際収支も視野に入れたバリュー投資っていう分野はあるのかや?

『賢明な投資家』を読んでたり。バフェットが大好きなあれだ。

こういう古典的な本を読むと「外国債なんてねーよねうひゃひゃ」とかいう時代から「案外真面目に考えてもいいかもしれんね」なんていう視点に変わってるのがなんとなくわかる。今ではアメリカ一国のみで何かが成立しているなんて考える人はほぼいないわけで、インデックス投資好きでも多少は国外の指数に連動するETFを混ぜておくのが一般的なようだ。

私のように海外「のみ」を当然と考える人はあまり目にしないが、日本以外の国に連動するETF(「コクサイ」と付くことが多いんかね)の需要があることを考えると、全然いないということもないと思う。

#ちなみに『賢明な投資家』はアメリカの話なので、上記の「外国債」もあくまでアメリカ国外。

ただ、インデックス投資の可能性がとりざたされた時代になかった要素が入り込み、状況は現代のインデックス好きっ子の思うとおりにはなっていないように思う。以前であれば数社の株を持って長期保有というのがセオリーだった時代から、数国に連動するインデックスを持って長期保有というスタイルがあり得るようになった (そんなに一般的ではないが)。オンライントレードで進化したのはFXばかりではない。

問題は、あまりに新しすぎて過去の統計が全くない点にある。上記の『賢明な投資家』が名著だとしても「外国債について多少考える予知がある」という時代の著作で新しい先進国が登場し得る今の状況を予想し得る歴史的判断材料があるとも思えない。あったとして、役に立たない

で、そういう時代にインデックス的な分散投資をその流儀の本来の姿に照らし合わせて考えるなら、各国家の終始や債務、国家間の取引を元にしたバリュー投資というものが考えられてもしかるべきはず。

なんだが、そういう分野に特化したETFなんてのは枯れてないだけに必須「アクティブファンド」的な色彩を帯びてとてもインデックス的じゃない。結局政経を今から勉強しなおして自分でインデックスを分散所有するしかないんである。

大変だ。