真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

基礎能力が足りないなぁと

先日「アルゴリズムを復習しますよ。やってないことは勉強しますよ」てな意気で某本を買ってふと思ったんだが、んー、なんというかこの本の半分でも勉強トライしたことがある日本人ってそんなにいるんかねぇと。

前回書いたとおりMITだと標準教科書らしい。まぁ最高峰とも言われるところだから比較するのもちょっと酷なんだが、しかし日本で高等教育とか言われている組織を出ている人でもこういうのをひと通りがっちりやった人って少ないよねぇと。

必要だと思ってない節がある。まぁ確かに普段必要なのはAPIの使い方だったりしますからねぇ。

ただ、必要だと思ってないから必要にならないってのは、縮小する世界の原理であります。そのエンジニアや、もしくは周囲全体で出来ることの幅が狭まっていることを意味してるのであります。

もっとぶっちゃければ誰でもできるようなことを率先してやって先行者ボーナスでなんとかしのごうにも、それを最初に作った陣営には負けてるし、フィードバックを送れる (== そのAPIの背後にある力関係に立ち入れる) ことにはならないのですよね。大抵作ってる側に良い顔されて、でもその先は彼らが決めると。しかもその下には数十倍を越えるより優等な前提知識をもった部隊が英語をネイティブ並みに駆使して (== コミュニケーションチャンネルがより近い状態で) 控えており、それでどうやって日本の人が勝てるのかなぁと。あるいは、もっと緩やかに話すとして、どうやって共同作業するんですかね。

英語に関しては某所で3年以上も前に書いたのでこれ以上触れないとして、しかしソフト開発の基本的な能力における、日本とその他の戦力差ってのがだんだん大きくなっている気がしてならないのですね。原因の一つは英語なんですが、まぁ置いといて、それ以上に重要なのがなんというかそういうのを大事だと心のそこから考えている人が発言あんまりしてないってことで。

まぁポピュリズムが優勢になりがちなネットだとどうしてもそうなるよね怖いよねってことなんではあります。結果としてウルサイけど相当間違ってるっていう感じの人の下にウルサイわ完全に間違ってるわな人が連なって誰もコントロールしてないのにジェノサイドまっしぐらな状況に向かっている気がしてなりません。

一方海外について言えば、……なんというか、なんでうまくいってるか分からないんですが、要所要所、特にとれめんだすな成果が報告されているわけでもないところの人でも、聞くと相当知ってるんで驚きます。なんでそうなるのかはまだよく分からず。

一点「おー」という人と「おー」という人 (訳注:タクティクス・オウガで練金が成功したときの声 (歓声) と失敗したときの声 (落胆))の差がなかなか見えないってことは、あるかもしれません。某所であんまりピンと来ない人と普通に喋ってたんですが、会話のレベルあげたら普通に追い越されまして、つまり単に謙虚なだけでした。怖い怖い……

日本だとそういうのない、んですよね率直に。会話の冒頭で手に入った印象より相手のエンジニアリング能力がずっと高くて超ビビッたってことはほっとんどないです。まぁ例外も少数、ただニチアサとか色々意味ないところでうるさいのでフォロー外しましたが……見たいのに見れないんだからちょっとだまれ……うそでーすニチアサはみませーん

それはともかく、この直感的な部類の認識にある彼我の戦力差が実際に何を起こすのかについては結構気になります。悪い方向に。なんか出来れば良いんですが、あいにく私は教える役になるほど能力高くないんでね