真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

PT2メモ

ドライバが二種類。良く見るのがpt1_drv、最近メインストリームに入ったのがdvb_pt1。両方同時には使えない。前者は/dev/pt1video0といったデバイスを作る。後者は/dev/dvb/adapter0とかを作る。根本的に別物

どちらにしてもどこかで野良のソフトを通す必要があるので簡便な方法というのは今はない。私が最初に試したpt1_drv + foltiaは割と全部野良。動いた例は多い。が、手元では/dev/video0がないためfoltiaのrecwrap.plが死ぬため動かなかった。原因超不明。というかなんで他の人がうまくいくのか分からない。

dvb_pt1側はMythTVを使った例がある (メニュー - PT1/PT2のDVBとMythTV @Wiki - アットウィキ)。ただしfuse_b25が野良で、噂によると安定してない (0.4系)。一度dvb_pt1を通して暗号化された状態で/dev/dvb/adapter0とかをシステムに認識させてやった上で、さらにfuse_b25経由でデコードされたストリームを見せる新しい/dev/dvb/adapterNを作るという冗長な構成。b25が割と地デジ固有のせいなのか非常にうざい。dvb_pt1を使った構成なら/dev/video0の問題は起きなそうに見えるが、本来のプランと大幅に違ってまたそれなりに時間がかかること、なによりb25の回りでまた地雷がありそうなことからMythTV導入までやらなかった。

dvb_pt1はubuntuの現在のLinux Kernel (2.6.32-31-generic) にはない。最新の2.6.39-rc4にはあった。最新のKernelを使うのなら.config内のCONFIG_DVB_PT1とCONFIG_DVB_COREを確認すること。私は一度kernel全部作り直したが、実はその手続きは必要ない。結局一通りブートしてくれる2.6.39-rc4カーネルを作った後、単にv4l-dvb: logからソース取ってきて2.6.32-31用のモジュール作って動くことに気づいた。pt1_drvが、うざい。

単に「見る」ってだけなのなら現状でも間違いなくrecpt1が楽なんだが、どう予約するかとかで手元でトラブルので止め。これを読んでる人が試すのなら、どっちが優勢かは考えた方が良い気がする。

ちなみに私の手元の環境はここで書いたよりはもう少し悲惨で、導入途中PT2が何度もOS自体から見えなくなるという悲しい事態が頻発して困った。pt1_drvもdvb_pt1もinsmod (modprobe) されていない状態でもlspciで

Multimedia controller: Xilinx Corporation Device 222a (rev 01)

という類の行が出なかったらPT2のカード自体の問題を考える。抜き差しして直ったりすることもあったが、手元の状況は何だか良く分からん。振動で抜けるような状態じゃないんだが…

まとめると

  • pt1_drv
  • dvb_pt1, earth-pt1, dvb_core

とかで調べて頑張る。そして、場合によってはこのページが出るわけだ。