真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

目にする論調全体がゴシップ記事化してる 続き

http://wiredvision.jp/news/201105/2011051821.html

『Proceedings of the National Academy of Sciences』に5月16日付けで掲載された論文によると、「集団は最初のうちは『賢い』が、他者の推測を知らされると、意見の多様性が狭まり、それによって(集合知が)低下する」という。「穏やかな社会的影響であっても、集合知効果に悪影響が及ぶ」
...
研究チームは、精度の低下は3つの効果によるものとみている。1つ目は、彼らの言う「社会的影響」だ。これによって、人々の意見に多様性が乏しくなった。2つ目の効果は、「範囲の縮小」だ。数学的に言うと、正しい答えが推測範囲の境界的な位置に集まったことを意味する。そして、これらすべての要素に拍車をかけたのが「自信の効果」、すなわち、被験者たちが自分の推測により確信を深めたことだ。

以前似たような記事を書いたなぁ、とぼんやり考えてたら、ありました。

目にする論調全体がゴシップ記事化してる - 真 もわ爛漫

ポイントは、最初から明らかに予見された「論壇のレベルの低下」の原因が、その場にいる人がその場の人に与えるフィードバックの数周後にやってくるということだと思う。つまり最初のうちは「結構うまくいくじゃーん」という結果が出るので「予見」が外れて見える。実際、オリジナルの主張では「フィードバックの数周先に甚だしい影響が起こる」というところは強調されてないので、外れて見えたときに言い訳が効かない。ところがながーい目で見ると、主張の「意図」通りに状況が徐々に悪くなっていくということが見えてくる。短期では何であっても社会的な影響は分からんもんだ。

書いた自分でも何言ってんだといぶかる程の適当さですが、まぁ暇があればもう一度読むのも良いかもしれませぬ。……15ブックマークとかついてるなにそれこわい