- ダイチ (男)
- ユエ (女)
星術師、自らの体を系の中心となし力を発揮させるある種の魔術師。ダイチとユエはその失われつつある技を継承するとある集落の若者である。
二人はあるとき、少女が倒れているのを森の中で見つける。彼女の名はリリ。
リリを連れて帰った二人。その直後、怪しい男どもが彼女を探し集落を探り回っていることに気づくも、リリを守るために敢えて彼女のことは告げない
リリはやがて目を覚まし、周囲の知らない世界に多いに驚く。その夜、二人はリリを連れて山の頂上へ向かい、星術師の力の元となる「星浴び」を見せてやる。
帰途についた三人は、集落が焼き討ちされていることに気づく。急いで戻るも時すでに遅し。
わずかの生き残りは、あの怪しい男どもが帝国の王、陽天君の配下であることを彼らに伝えた。
陽天君は封じられし冥王の力を手中に入れるため、当代最強の星術師であるルトを監禁し、そしてその儀式の生贄としてその娘であるリリを欲したのだという。
リリにとってそれは父を人質にとられたことを意味する。
ダイチとユエは村の仇をとるため、そしてリリの父親を助けるために帝都に向かうことを決心した。
しかし、帝都に至るには多くの敵と、そして巨大な二つの要塞を越える必要があった。ヴェナ、そしてマルキュリウス。
関所を越え帝都にたどり着いた二人は、しかしそこで、リリの父であるルトが洗脳によってすでに気の狂った状態にあることを目の当たりにする。ルトは最愛の娘であるはずのリリを、よりによって世界の果てに送ってしまった。それはかつて冥王が支配し荒廃し尽した死の大地である。
二人はルトの暴走に怒った陽天君とルトを倒し、そして集落の仇を討つ。しかしリリを放っておけるものでもない。一抹の希望を胸に、二人は今度、辺境の地へと旅に出る。
幾多の試練を乗り越え、最後にたどり着くは果ての地エッジベルト。二人はそこでまさに冥王の名を冠する女、ハデスと退治する。辛くも勝利する二人にハデスが告げた真実は、二人の想像を凌駕するものであった。
ハデスは言う。リリはただルトの娘というだけではない。かつての真の冥王リリンクイッシュの魂を収めた台座なのだと。ルトは封印された真の冥王が復活する前に、それを人の形で生まれ変わらせ、そしてそのまま霧散させようとしたのだと。
陽天君が目をつけたのはその事実であった。自身では魂を召喚できないかの皇帝は、現世に呼び出されたその魂を、力のすべてをリリを抜き出して力を得ようとした。ルトは狂ったふりをして、最後の段階、リリと言う少女としての命が失われるその寸前で、ダイチとユエに未来を託してリリを果ての地に送り出し、時を稼いだのである。
しかし果ての地は真の冥王の生まれの地でもある。彼女の力は半分目覚めている。二人はリリという少女をただ助けるため、彼女と対峙する。
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頭の中で対戦型Tower Deffenceとかあったら面白そうだなぁと思って、話だけ出来てしまったという情けない話です。ルールとしては相手の本体 (星) に向けて攻撃しつつ防御もする geodeffence みたいなのが頭に浮かんでました。作る機会はなさそうですね。
#解説: DDR SN2では太陽系の恒星や惑星になぞらえて曲が作られていて、ラスボスがPLUTO。そのおまけに PLUTO Relinquish というのがあるんです。ちなみにParanoia HADESもあります。