真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

高価なワークステーションを市井の俺が買う理由?

どんくらいあるかなぁ。

以前恐竜の人が、一般の人がビデオ見たりするためのマルチメディアなPCだと本気でビルドとか走らせたときに熱暴走していかんという話をしていたような気がする。で、それ自体は例えば自分でPC組むとかあれば筐体と、後はファンの追加などでなんとかなる気がしないでもない。ファンがうるさいんですよ、プロデューサーさん!

メモリやらストレージのエラーコレクションという話があるんかもしれんけど、ビルドするんだぜっていうマシンでそのあたりがどのくらい重要かは知らんなぁ。今日びサーバーでも「落ちちゃった、てへ」で済む人たち (冗長化とかしてたりするんだけどもちろん) はコモディティ使ってるし、自宅のビルド環境が落ちてもさらにどうでも良い気がする。むしろブラウザがたまにエンドレスにロードし続ける弊害の方が100倍うぜぇし気づいたらWindows 7が勝手にリブートしてる方がさらにその100倍うぜぇ。例の弟ですら30%から100%で4倍くらいしか強くなってないご時世に、です

確かに昔からワークステーションとPCの違いについて良く分からんというのは耳にするし考えたこともあるんだけど、概要として信頼性が高いとかそういう一般論じゃなくて自分で使う場合の敷居に対する具体的なガイドラインは聞いたことがないんだよなぁ、とふと。

なにこいついってんの、という話もあるんだけど、例えばアーロンチェアは良いものだって言う話と少し絡むんだよ、と。つまり素晴らしい開発環境であれ素晴らしいチャット環境であれ、それは買ってから2年〜3年は使うマシンで10万円を節約することによる何が嬉しいのか、最近は考えるわけです。で、実はアーロンチェアより2時間に一回のストレッチの方が重要なんです。それが出来ないから、買うんじゃないか

最近のコモディティ信仰ってのはもちろん妥当な理由が背景にあって、大企業さまが「ふむ、費用対効果考えると、たっかいハード買わずにソフトで出来ちゃいそうだ」と言って英断を下し、その決定自体が市場の価格にさらに意味を与え、そして市場のそれ以外のプレイヤーもそれにしたがうわけです。まぁそれはよい。ただ本当は、大企業さまがなんかやったからって個別プレイヤーにとっての費用対効果が勝手にそっちに傾くわけでは必ずしもなく、ラフであれ個別企業の状態に適した広義のベンチマークを走らせる環境があってしかるべきなのです。そして実際、そういう結果として逆行する流れを行く素敵企業というのはまぁまれにはある。ところでHaskellを中小プロバイダが業務で使うとかいったい何考えてるんでしょう。

安いマシンを買って会計上素敵な決算が出来、気づくと「おいおまえしごとしろ」「ちがうんだEclipseが固まってるんだ」とか言う問答がエンジニアリング部門に広がり、良く見てみるとインドネシアから安くバッチで仕入れたPCがログ経由で悲鳴をあげてるのをソフトが必死でならしていて、生産性考えたらどっちが良いのか分からない、なんていう事態が世界には1件くらいあると思うんですよね。