真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

うみねこ第6話

眠いので軽く。大体途中経過はTwitterでしゃべってたのでそっちで

以下ネタバレ

相変わらず挑発が多い割には常識がイマイチな話。まぁ前回よりましか。

ただ、今回はトリックの半分以上は見破れてしまって、後付け的に作者が「それはゴールじゃない、ということにさせて」みたいな感じになってしまって、読んでいる側としてはなんだかなぁ、という。

私の予想は「最初から戦人はゑりかを犯人にする」ということで、そうすれば大体なんでも筋が通るところ、途中で戦人がもっと陳腐な手筋でゲームマスターやってたもんだから「なんじゃこりゃー」みたいな感じに。結局私が考えてた筋はむしろゑりかに悪用されて自分の首しめてる件。

ベアトがゑりかを「探偵」と挑発しなければ、探偵としてではないただのゑりかのまま、ノックス7条に抵触することなく戦人が外に出るというトリックもあったんだけど、後半になって「それは答えではない」ということにされてしまったので、これまた「なんだそりゃー」という。まぁあの段(ゑりかが自分で「犯人ですぅ」と言った段階)でゑりかが戦人を逃がすというのもちょっとダレる展開になってしまうので、そこで別のキャラを動かすというのはまぁアリか。

後でどっかのまとめWiki見ながら少し確認するけど、会話で「ある種の技能を持つ使用人ならチェーンを外からかけることは可能」という話があって、それと「戦人に対しては示された」「外部からのチェーンの施錠は不可」的な赤き証言がバッティングしてたので、脱出方法についてはそれが否定されない限りなんとも。

大体全体像見るに「ごめんなさいミステリー書けませんでした」というお辞儀に見える投げやりな体勢がどんどん強化されていく割に一向に本筋の「じゃ、ベアトは誰が生んだのか」というところについていかず、よく分からない回り道で仕事さぼってるようにしか、なんというか外野が見ている分には思えない。ひぐらしはそれでも割と前へ進んでいた(解がしっかり解になってた)ので好印象なんだが、ぶっちゃけこちらは終わらせる気があんまりないような、どこかの複線はそのままオープンなまま投げ出しそうな、なんというかお前はとがしかという、そういう印象が。

ま、ともあれ「戦人さん」と「妾」が混じったベアトは感動的に可愛いので許す。ゑりかも変な個人事情を吐露しさえしなければ悪役としてはほぼ良くやった。でも『円環少女』の染血公主には程遠い。真の悪役というのは入場から退場まで予断なく悪意に満ちているべき。

あとは明日書こう。