真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

再就職できるかな……かな?

http://d.hatena.ne.jp/nagano_haru/20100124/1264349181

冷酷なるかな「就活」に囚われている人って実は「手遅れ」なんじゃないか、というのが私の最近の印象。嫌な感じがするが、真実だとすれば「感じ」どころの騒ぎじゃない。

優れた開発者を見つけるには - The Joel on Software Translation Project

そこにある履歴書を、「フム、これはいいかもしれない」とか、「お話にならない」とか、「この人がバッファローに越してきてくれるならいいんだけど」などと考えながら見ていく。しかし、請け合ってもいいが、そのときに決して起こらないだろうことは、「すごい、この人は素晴らしい! ぜひとも雇わなくちゃ!」ということだ。実際何千という履歴書に目を通し、そして履歴書の見方がちゃんと分かっていたとしても(これは簡単なことではない。そのことについては金曜日に書くつもりだ)、何千という応募の中に、率直に言って優れたソフトウェア開発者が1人もいない。ただの1人もだ。

つまり……就活に参加している時点で負けなんだ。

もう少し穏やかに考えてみるとこうだ。

私もなんちゃって就活したし、今の会社も「新卒採用」枠で就活の一環として受けた。でも違ったのは、受かったときに「合格だよ」という目線じゃなくて「いいから来て!」という何とも猛烈なある種のラブコールを受け取った点。「就活」をさせている企業側の人々ってのは大抵、上から目線なんだけど、この会社とあとまともそうなとある会社 (うぐぅ。行けなくてごめんよ)、と、今はなきNOVAくらいが、「きてー!きてー!」という強烈なメッセージを送ってきたことだ。

NOVAは、なんというかあの時点でやばかったんだろうな、と。だから上から目線なんて余裕はないわけだ。有望な候補という会社は、すでにインターンした結果「見込アリ」というフラグが私に立ってたんだろう。

ジョエルのメッセージをもうひとつ。

そもそも彼ら(もわ注: 超優秀な連中)を手に入れることはできるのだろうか?
できる!
まあ、たぶん!
…できるかも。場合によるよ!
採用を、「履歴書を集め、より分ける」という手順で考えるのでなく、「勝者を突き止め、接してくるようにし向ける」という手順で考える必要がある

この目線を、就職したいと思う方から考えると……じゃない。そもそも就活なんて意識しなくても「来て」ってオファーされなかったら優秀フラグ立ってないんだって

別の言い方をすると、就活のときに内省するのでは遅く、今では優秀な人は、就活より前にすでに企業からオファーがくるレベルになってる必要がある、ということなんじゃないかと。

ところで大学だとコンパとか色々誘惑があるよね。高校もバイトして楽しく過ごしたいよね。でも私はそういうのはあんまり楽しむ余裕はなかった。社会人しかいない勉強会に潜入するとか自分でプログラムの勉強するとかインターンやるとか、なんだかんだで色々実業につながることをせざるを得なかったし、したいとも思ってた。んで、結果として仕事にはついている。就活はほぼなんちゃってだった。

今後、勝者になるスタートラインは就活ではなくなる。というかもうそうではないのかも。勝者は就活時点でほぼ決まっている、と考えていく方が今後はよさげな気がする。つまり今就活している人には希望はないかもしれない。

いやな世の中ではあるが、うーん、完全には否定しきれないとは思うんだよな。

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あ、で、タイトルの意味を書くのを忘れてた。今首になって再就職しようというときもやっぱり状況はあんまり変わらないかなーという。今の私は、上記にもある通り「就活したら負け」的的考え方を持っているので、つまり再就職時はどっかから「来ない?」とか言われなかったらアウト、と思ってるわけ。

というわけで、再就職出来るか、言い換えると今の会社の威光なしに生きていけるかな、というのが当面の課題。

今は無理だねぇ。。。

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あくまで就活目線で捉えたい人はこちらを。

不況下の就職活動と、微妙な被害妄想と: やまもといちろうBLOG(ブログ)