真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

ぐいぐい引っ張っていく人を生暖かく見守れる人ですかね

いまの日本に必要な人材とはどういう人なのだろうか - 武蔵野日記

...どういう人がいまの日本に求められているのだろうか? 昼間の件でも思ったが、もっとぐいぐい引っ張って行ける人がいるといいのだけど(全員が全員そうなる必要はないのだが、遠くを見ることのできる人が一定数必要、という意味)。まあ、日本が必要としなかったら、日本以外に出て行ってしまうわけで、それがいいことなのか悪いことなのかすぐには判断つかない。時間が正解を教えてくれるのだろう。

ぐいぐい引っ張ろうとすると後ろから「行くな」と止められるケースばっかりに出会うというのがここ28年の経験ですかね。中学校くらいのときからしょっちゅう多数派工作でやられました。いや本当で。

中学の時には生徒同士で相手の良いところと悪いところを見つけようなんて話を聞いて「やりたいー」と提案したら他の生徒から「怖い」という理由で一蹴。高校のときは「お前がなると練習が辛くなりそう」という理由でバド部の部長になるのを阻止され。……今でも結構ありますが、まぁ

「多数派が正しい」という思い込みが衰退の原因なんだという感じが最近ひしひしとしております。ものごとがうまく行かない時ってのは多数派に蔓延してる思想に致命的な欠陥があるときが多く、しかし多数派であるために投票などではうまく行かないのです。「経験が足りない」とかよく言われるんですが、間違った過去を経験と称してまたやるとか言われますと、それはそれで辛いものがある!

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
(ビスマルク?)

60歳の御大でもたかだか60年の偏った知見であり、歴史は2000年の数万の知見の抽出結果であります。それがなかなかに理解されない。

同じレシピを使えば,同じパンができる
(白パンの危険信号 by G.M.ワインバーグ)

で、最初に戻りましょう。ぐいぐい引っ張っていこうとする人を多数派が、絶妙に理屈と関係ない路線で打ち倒そうとすることが往々にしてありまして、「いいじゃんやらせな」と生暖かく突き放してくれる人がそこに数名いるだけで勇気らんらんなのですなぁ。