真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

真実は常に一つじゃない。とくに個人の行動理由については

裏寂れた場末の酒場でおやじにボヤくサラリーマンが一人「おれぁそんなことはしたかぁなかったんだけどな、こういう仕事をしてる以上、会社の代表としては『ノー』だと言わなけりゃ世間さまに顔向け出来んのよ」

こういうのは社会人になると結構あるもんで、私も思ってることとやらざるを得ないことが一致してないときというのがあり、そして一致してないことについての説明も企業秘密の内側にあって、だから外から見ると結構行動がconsistentとじゃないように見えるだろうなぁ、というのを感じたりする。典型として、会社のことについて外から聞かれてしかし答えない、というのは特によくある。その数日後にその人が待ち望んでいたグッドニュースがあると分かっていても。ちなみに9割は本当に単にconsistentじゃないだけだから安心して「あいつ裏切りやがった」って言うと良いと思うよ!今の仕事続けられるんですよねってしきりに確認してきた某人とかっ

…コホン

で、そういう現象は企業の以前の主張と実際の行動の乖離に更によく現れる。都条例に反対している某出版社も、一度条例が成立した以上「統制」と言われかねないような編集でのチェックをせざるをえなくなってる、とかいうのが大層怪しいtwitter筋から流れてきた。中の人がどんだけ「ぐぬぬ」してるか、察すると酒がうまい。

「まねきTV事件」最高裁判決でクラウドも国内勢全滅の検索エンジンの二の舞か? – アゴラ

で、今回「公衆送信出来そうなデバイス持ってネットにつなげてたらそれだけでダメにょ」みたいな話が飛び出てきて業界騒然。クラウドたんだいぴんち。しかしところで、実際じゃぁ招き猫なんたらで放送局の人々が全面的にけしからんと本心で思っているとも思えなかったりする。そういう人々は会社の収益を確保するための手段としてその訴訟をやらざるを得ない。やらなかったら、何か株主としてはありえないし、株式会社なんだからそれはやっぱりありえないのだ。

誰が真の被害者かという話は結構難しく、今度は法曹界にしてみればやはり似たような「ぐぬぬ」世界が広がっていると見られ、特に一見して悪役と思われる奇矯な主張は、実は過去数十年の大陸法という慣習によって形成された必要悪であったり、…(よく分からないので書くの止めた)

そういったことは、本記事では案外どうでもよく、単に以下の台詞が思いついただけなのだった。

でも僕はまた靴下に踊らされた犠牲者の一人に過ぎないんだよ
(ギャグマンガ日和 「名探偵だぞ うさみちゃん」 (らしい))

おまけ:上の説明では割と間違いなので暇ならこれもどうぞ http://agora-web.jp/archives/1257832.html