真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

滞在まとめ (つまらない方)

「日本今後どうなるんですかね」という話と「私どうしましょうね」っていう話について色々と参考になる話は聞けたので、実のある二週間ではありました。

私個人としては、まだアメリカでやっておきたいことってのがいくつかあるので「じゃぁ日本に戻りますかね」とか自分から今すぐ言い出すことは若干難しいところです。ただ、その「やっておきたいこと」はなるべく早く消化したいなぁと思うには至りました。消化に必要と見積もる時間が2年強で、だから飲んだりしているときにも終始そのように話していたはず。実際のところ2年いないんじゃね、という気分になってきましたけど

問題は、戻るにも日本大丈夫かねぇ、ってところでして。

まず経済的にはもうダメくさそうで、だから結構海外の日本人の中にはそれを持って「ダメ」と言う人が多いんですが、単に他の人が揃えてくれたという理由で条件が良い場所にべったり依存してうだうだ言うだけというのも筋が良いと思えない感じもするので、別の側面で日本はどうなのかと2週間滞在しつつ考えてました。要は、今の状況で日本で何がしか親日本な成果を私自身が納得する方法で達成できるかどうか、それが重要。そしてその成果ってのは一攫千金とは限らない。

一つ指摘できるのは、こんだけどんだけな事態になってても、危機意識と正面から見つめ合っている人は案外に少なく見えることですかね。

私が会った中では、ただ一人として海外を含めた別の選択肢も視野にいれて抜本的に行動計画を変えようと考えていた人はいなかったし、むしろ「ああ、大きなトラブルだ。さて、とりあえず私らは普段の生活をしよう」と、精神的に多少なりともダメージを負っていつつまだ大丈夫なのだと信じている、信じたい、そういう人のほうがずっと多かった。一方、有名人で壮大なことを言う人々は、足元がお留守なのでまたずっこけそうで頼れない。これは大丈夫なのかなぁと。

むしろ原子力そのものより、国民性と過去の約束がうまくかみ合っていないところをどうにかするべきなんじゃないかと感じます。例えば「成長は諦めよう。それが人の自然だ」と抜かす人がテレビに出てて、そいつら国債とかどうするかとか、基本的なところをてんで考えてない。そもそも社会ってのは成長前提で大言壮語している人がほんとに多いわけで、「止まれ」と言ってとまったら、過去の約束反故にすることを意味します。信用失墜は現代社会では地獄ですよ。

そういうのをなんとなーく眺めた上で、私は本当に日本に帰るのか、いつ帰るのか、帰らないのか。アメリカ以外にいく可能性はあり得ないのか、とか色々考えなおさざるを得ない時期になってるなぁと思います。

いくら色々考えてても、私ってば社会的には経験も名声もあるわけではないので、相当高い位置を見つめはしつつ、私自身がやることは極めて範囲の狭い小さいことにとどまるであろうというのも含めて、次何やるかはそれなりに方向性定めて置いたほうが良いね、と。長いこと具体性には富まないことを考えるのが好きだったんですが、そろそろ地に足をつけるべき

で、地に足をつけるべき、と言えば私結婚すんですかねほんとに、というのも意外に大きな話題に(私としては)なってます。

まぁ独り身普通の時代とも言えるのですぐにどうこうしないと世間の目が冷たいという感じでもないんですが、はっきり言えば私って草食系ではないので、何か不満なわけです。しかし一方私は金髪ねーちゃん好きどころか嫌いな人種で、海外にいるとぐぬぬせずにいられない。

しかしこう、深刻な疑問は増えつつ、解決の糸筋は見えない二週間だったなぁ。