真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

消化するまで残る

基本的にはアニメなんですがまぁそれに限らず、消化不良で残る作品ってありますよね。何か好きかどうかはともかく、残るやつ。一番最近だとまどかマギカとかそうかなぁとか思ったんですが、さわやかに残った敏腕営業獣の名台詞を除いて対して印象に残りませんでした。大昔、いや現代でもそうですが、エヴァなんて本当に残る作品でしたね。あまりの放置っぷりに悲鳴を上げるほどでしたが、10年以上経って収束する的な流れになっていて個人的にはうれしい。

印象に残るってのは本来悪いことじゃないんですが、作品本体そのものよりこの作者大丈夫か的な感じで残るとちょっと困ったりします。つまり作品の展開についての何かより、作り方そのものにややもすると背筋が凍るような変な前提があって、組み上げると狂気にしかならん、みたいなそういうことってあるじゃないですか。殆ど読んでないんですが少し読んだときにラブクラフトとかいうのはそんなのがあった気がします。

仕事なんかでも「なんであれ動いてんだ」とかそういう感じのを放置しておくと、残るんですよね。主にバグとして。ソフトウェア書きなんてのはまぁ楽な方で、必須非同期で本当の並列化とかでなければ「なんで動いてるか分からない」というのはアホの徴でしかないんですが、組織運営なんかみたいな、人の世界の戦いではもっとよく起こるし、バグかどうかも分からないまま長いこと放置されて振り返って見ると「ああ、バブルだった」みたいなことになりがちです。

すべてを理解することが不可能だからこそ、何か違和感を感じたら違和感の原因を可能な限りたどれるだけの気概が欲しいなぁと感じます。手始めにAngel Beats!の主義主張が非常にイライラくるのでフルボッコにしたくて仕方ありません。