真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

うつ病記事を読んで思うこと

「うつ」にならない、繰り返さない − @IT自分戦略研究所

はてなの人気ブクマで結構結構長いこと見る記事。全文ちゃんとは読んでないけどね。

ところで「うつっぽい」という感じ以上に個人がうつ病の種類やらを診断する理由ってあるのか?

うつを病気と理解しないやつに「ぼくは不定型うつで」なんて言っても意味ないし、逆に理解のある人ならちょっとまずそうな状態に見えたら「保健室に行ってみるよろし(っ´▽`)っ」で終わるだろうに。それ以上に細かく判定して「僕はうつのAのα型で陽性です」みたいな判定をしとく理由ってどんなもんだろうと思う。輸血じゃないんだからさ。

重要なのは症状が出たときにどう対応出来るかだと思う。そういった視点から眺めていると、個人が医者にかかりもせずにネットの情報だけで細かく症状を検証して、良い対処策を考えられているようには「全く」見えないのだ。

いや、べつに鬱病が悪いとか言っているわけじゃないよ念のため。

本当に問題なのであれば、その問題には適切な対処をしろよという話さ。

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以前、というか高校時代(あるいは中学?)のことになるんだけど、私は「鬱病になりたいなー」と「思っていた」ことがあるんだ不謹慎でしょ?

で、気分が悪いという理由で何度か保健室に相談に行ったんだよ、いや何度「も」だけど。

で、保健室のせんせに「ちょーしわるいんですよー鬱病ですかねー」とか言ってたわけです不謹慎でしょ?本当に。

で、保健室のせんせは何て言ったと思う?

「そーいうのは鬱病じゃなくて憂鬱感というのよ」

で、鬱病とかいうのに深く突っ込むのを私は止めることにした。

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多分、鬱病診断「されたい」人というのがいる。そういう人は、鬱そのものであるというよりは、現実の具体的な問題から逃げたくて言い訳を探しているだけなんじゃないかと思う。

単に「調子が悪い」と言うのと比べて、病気というラベルづけはものすごく強い。そして、精神的に参っているという状態を病気の「鬱病」と診断されるのは、問題から回避するための有効な対処方法になり得るわけだ。「うつ」だったので作業がうまく進まなかったんです、と。ふむふむ

でもそれは本当の鬱病の人々、現実の問題に前向きにつきあっていきたいのに出来ないような人々に対して壮絶に失礼な気がする。↑の私の逸話はそういう意味でまさにもっとも失礼な形態にあたるわけだ。

問題を鬱病に関連づけて逃げるという対処をしている人は多分結構いるんじゃないかと私はなんとなく感じている。ブクマで上位をキープしているという現象の一部にはそういう輩が混じっているのではないか、という見方は、確かに良くない見方だが、あり得ない話でもない。

あーもちろん、ここで書いてあることは過剰に誇張している部分が多いのは承知している。高校(だか中学だか)の経験から、どうしてもそういう方向からこの問題を捉えざるを得ない私がいる。そういう不謹慎な輩を廃してやりたい気持ちが冷静な思考の前に出てきてしまうのは否めないだろう。

でも、やっぱりいる気がする。鬱病を盾に使おうと画策している策士が。

うつ病をまじめに考えるのなら、患者側はもっとシンプルに捉えていくべきだと私は思う。

こういった記事がたくさん出回っている状況からして、そこそこの医療機関であればうつ病患者に対する診察の不備はかなり改善されているだろう。病気という疑いがあるのなら自分で調べて勝手に納得したりせずに医者に見てもらうべきだと思う。特に一回も診断してもらったことがない人は特に。

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診察に及び腰になる割に、心理テストっぽくうつ病診断ばっかりして納得している人が多い感じがするので書いてみた。

一応最後にもう一回書いておくが、私はうつ病をおとしめたいんじゃなくて、うつ病を利用して楽をしようという輩をなんとかして欲しいと思っているのだ。