真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

『ぼくらの』を見た

すげぇ。最近見たアニメの中で一番面白かった。最初からさいごまで話に隙がないというか。

ただまぁ、命の尊さみたいなもんが段々薄れて主人公たちが段々ヒーロー気取りになってっちゃうのは軽いなとは思うが。

いや、いずれにせよこれはいい。気になる人は最初の数話見て考えてみるのもお勧め。私は6話くらいからずっと釘付けだったよ。

あ、ちなみにあらすじはネットとかで見ないでおくのがベタ。私も最初は「15人の少年少女がゲームに付き合ってたらとんでもないことになった」としか知らなかった(大事なキー設定が一つ抜けてた)

あと、原作は終わってないらしい。


○○○以下ネタバレあり○○○


元はこれ 同じ声優と知って驚いたキャラ まとめ編(修正) by ラボイ アニメ/動画 - ニコニコ動画

見てたら『ぼくらの』の1シーンが出てて「あー、見てないな。OP曲(アンインストール)好きなんだけどな」的な勢いでなんとなく2クールなのも気にせず見始めた。

なんというロシアンルーレット(゚Д゚) <- 間違ってる

コエムシの声(石田彰)にも押されて(つーか態度悪すぎww)2日かけて全部見たわけだ。

キー設定「負ければ地球滅亡、勝ってもそのパイロット一人が死ぬ」というのは「…なんという神シナリオ」(長門 from ハルヒちゃんの憂鬱)。つーても主人公陣の年齢はあと3歳上げて高校1年が妥当だったんじゃねーかな、というのも一つの印象ではある。基本的に中学1年の周辺事情、心理的葛藤じゃない(エヴァとおんなじだなこのへん)。ここらへんはまぁ原作がそーなんだから仕方ないんだろうけど。

各キャラの死に方が段々「キレイ」になっていくあたりは上にも書いたとおり「シナリオ上仕方ないけど何かつまんない」気はする。中1にしちゃ悟り過ぎてるっつーか。中二病とか言われるこの世の中でなんと大人な中学1年生であることよ。妊娠までしちゃって。

さて、で最初に戻って「あー、このシーンだったんだ」と納得したらそれは23話(全24(25)話中)のことだった、とさ。確かに見てると分かるんだけど、上の動画に出てくるシーン、中盤までの展開からすると不自然なんだよな、というのはどうでもいいか。

最初から最後まで見てて飽きないし後味すっきりの良い作品に仕上がってるのは素敵なことだ。最後に変な伏線もどき張ってなんとなくやり過ごそうとしたり「俺たちの戦いはこれからはじま(以下略)」的なノリに飛んだりせずクリーンに「終」と持ってけるアニメっていい。続編も作れないし、これまたいい。

いやまーこれのおかげで休日ふっとんだけどな。まーいいや。