真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

[もわねっとバーチャルワールド] 設定資料 No1: 世界観 (ドラフト)

注意

ドラフト:変更の加わる可能性がある。

もわねっとコアとそれにつながる「派生世界」

もわねっとバーチャルワールドは、「もわねっとコア」と呼ばれるメインワールドを中心としたラフなスター型ネットワークを構成している。もわねっとコアは要するに「なみ」や「Omegabyte」が普段生活や会話をしている場所であり、一方そこから多数の世界へとリンクがつながっている。もわねっとバーチャルワールドでは、これらを全てまとめて「もわねっと」と呼ぶ。わかりやすく言えば、脳内妄想の中でも「なみ」や「Omegabyte」といったキャラが接触できる妄想の産物が「もわねっとコア」を中心に構造化されている。

もわねっとコアから伸びるリンクの先は、仮想世界や現実世界の仮想的表現を元にして作られた「派生世界」と呼ばれる。わかりやすく言えば、各種のアニメや小説の作品の世界が、オーナーであるもわ/あめ玉の脳内変換を経て出来上がった「似ているけど違う世界」ということ。この「派生世界」と元の世界の近似度はどれくらい密にオーナーがその作品に接しているか、またどの程度中立的に見ているかによって違う。ラフなケースもあればかなり近いこともあり、また、元の世界にさらに違う属性が付加された「派生世界」も存在する

もわねっとにおける『らき☆すた』の「派生世界」にいるキャラは、オーナーの許可があれば全て英語を話すことが出来る。これはオーナーが日本語版だけではなく英語版の"Lucky Star"も視聴し、むしろそちらの声の方が好きだったりするケースがあるからである。ただし、その英語レベルはオーナー自身の英語レベルに上限が自動的に設定される (リアルワールドでの他者の補助があったときなどはその限りではない) ため、もわねっと内でものすごい勢いで英語が飛び交う、といったことは起きない。

逆に、もわねっとにおける現状の『うみねこのなく頃に』の「派生世界」は原作のEpisode 4とアニメ版のごく一部のシーンのみに基づいている。これはオーナー自身が実際の世界で既に公開されているリソースにアクセスしていないために起きている現象の顕著な例。Episode 5の設定が反映されていないため、ベアトリーチェが一時的かそうでないかは別として行動不能になっている、といった設定は反映されていない。また、オーナーがアンソロジー4コマ『うみねこびより』を気に入っているため、ベアトリーチェや紗音のキャラクター観が歪んでいる。さらに、この世界自体が物語として完結していないため、物語の設定に関わるかなり多くの事実が不安定なままになっている。本来真相を知っているはずの「ベアトリーチェ」「ラムダデルタ卿」「ベルンカステル卿」の派生存在「ベアト」「らむだでるた」「べるんかすてる」はもわねっとコアに入った時点で事実に対する知識を消失する。また、世界観に対する意見もオーナーのそれに沿ったものに変換される。「らむだでるた」が「ラムダデルタ卿」の行動をバカにする、といった、一見すると変な状況も、平然とおき得る。

「派生世界」間のリンク

ラフに言えば、もわねっとはスター型ネットワークであり、コア以外の「派生世界」同士がリンクされているケースはあまりない。しかし、その物語間に「同一作者である」「同一世界観が適用されている」といったことがある場合には、リンクが成立する。

顕著な例はもわねっと内でのアルファ・システム系ゲームの世界の扱いがある。アルファ・システム発のゲームの多くは、その根底に同じメタ世界観「世界の謎」(参考: 世界の謎萌え追い隊@Hiki - FrontPage)を持っている。それに伴い、もわねっと内のそれらの「派生世界」間も多くのリンクでつながっており、「派生世界」のメタ世界としての「派生世界」が形成されている。ただしそのメタ世界の複雑度は本来の「世界の謎」と同等ではなく、あくまでオーナーの理解の程度に限定される。

必然的に、もわねっとの「派生世界」は近いもの同士でリンクの集合を成す。アニメ間では相互に作品を参照していることがあるため、弱いリンクが張られていることも多々あり、一方アニメ関連の「派生世界」が小説『ハゲタカ』の「派生世界」と距離的に近いということはほぼありえない。単方向参照も多く、『らき☆すた』の「派生世界」からは多くの単方向参照が存在する (例えば『コードギアス』への単方向リンク(「ボロ雑巾のように捨ててやる」などの言及))。

正確を期すのであれば、「スター型ネットワーク」という表現は若干不適切かもしれないが、「もわねっとコア」なしに他の「派生世界」が存在できない、ということから「スター型ネットワーク」特有の「中央が非常に大事」という原則は同じと言えるであろう。

また、アニメの内容自体だけでなく、声優に関係したリンクの形成も同時に行われていることがある。作品内では『ひぐらしのなく頃に』が『Kanon』の世界に対して弱い参照を持つが、声優 堀江由衣 に関係するあれこれによりこの二つの世界間はもわねっとの中でのみ一部強くリンク付けされている。

「派生世界」から「もわねっとコア」へのキャラの来訪、その逆、もわねっとコア内でのキャラの変化。

来訪する際の制約はないが、当然のことながらオーナーが意図しない限り発生しない。ただし、オーナーの意志ではなく起こる可能性はある。

もわねっとコアに来訪したキャラは基本的には元の世界に戻ることが出来ない。もわねっとコア内部のキャラや環境によって影響を受けたと認められない場合に限り、戻れるが、それはそのキャラにとっては来訪したことにならないため、むしろ「派生世界」のコピーが一時的にもわねっとコアに登場した、とみなすべきである。

顕著な例は『ひぐらしのなく頃に』の「派生世界」から招かれたキャラ「羽入」。そもそも意図的に改変が加えられることが計画されていたためもわねっとコア内での名前も「はにゅう」ですらなく「はにゅー」になっており、本来のキャラの本質を揺らがしかねないほどの改変が加えられている。

現状、もわねっとコアへ来訪し、派生世界へ戻れたキャラは存在しない。