真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

最近の燃え盛っちゃう系の会社

食べログの功罪(1) ~風評被害問題を考える~: 雪風ファンドの非投資ブログ

近年の企業研究で明らかになっていることとして、誠実に見えない企業は長くは持たず、また大言壮語を持ち込んで本来の業務をほっぽらかして人気取りに走って金儲ける企業ってのはその後手痛いしっぺ返しを食らう、というものがあります。一般人からすると何か気分が良い話で、で、それは夢物語であるわけでもなく、実際経営者に絶大な支持を受ける類の講話は大抵そういう話でもちきり。『ビジョナリー・カンパニー2』とかドラッカーとかバフェットとか枚挙にいとまがないので、実際そうなんでしょう。

いやただ私が面白いなぁと思うのは、最近成長しているとかいう分野の企業は大方そういうの超無視していて生ぬるくて楽しいわけです。上の食べログの話は私は当事者じゃないので読者としてそのまんま解釈するしかないんですが、どうも実際に飲食店経営している某知り合いも何か同様に困っているとか、そもそもビジネスモデルを考えて見ればそれってそうなるよね、みたいな感じで、上の話を真実100%ではないにしろ涙飲んでる人はいるんだろうなぁと。

じとーっと眺めていて今後どうなるかなぁ、なんてふと夢想するに、多分経営者は今バブルになってる間に金儲けて、いざトラブルが発生してもとんずら、という姿勢で挑んでるんでしょうなぁ、なんて思います。短期的に利益を追い求めるのがどんだけ大問題なのか、というのはリーマンショックでそこらじゅうの人が語っていて、しかし投資銀行とかでたんまり設けて世界をぶっとばしちゃった人々は報酬をもらったままそのまんま、と考えれば、上の件もそうなるんでしょうね。

お、出かける時間だ。救いを書く前に終わってしまいました。ごきげんよう