真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

DDR手コン

 

週末の午後はほぼ全てこれで終わった。つーか見た目に現れないアクリル板のカットがやばい。あー、回路んところは目を瞑っておくれ。酷い

 

そもそもこのひとつ前の段階でミクコンをDDR GPの練習用手コンにしようというつもりだった

ミクコンとスカーレット警察

これはこれでそんなに悪くなかったんだけど納得のいかないことが3つ

  • 上下と左右の幅が違う
  • すんごくうるさい
  • つかれる

裏を開いてボタンの位置を変えたりとかしようと思うも、衝撃に耐えられるようにボタンの周辺にもりもりプラスチックの補強があるのでムリ。

実は本業で電子工作をやらされた関係でちょっと悪知恵が働くようなタイミングでもあったので「これも自作出来るんじゃね?」と思いつつamazonを探索。鍵はUSBコントローラを自作できるモジュール

bit-trade-one.co.jp

まぁ上のがなかったらなかったで多分ミクコンのモジュール部分を引っこ抜いて転用していたんだけど、両方手元にあると少なくとも心は暖かになる。

 

買ったものを適当に書いとく。近くのコーナンで買ったのは

  • 3mm厚アクリル板
  • プラスチック用カッター
  • アクリル樹脂用接着剤(二酸化メチレン)
  • 圧着するやつ

主に千石で買ったのは

  • マイクロスイッチんところにハマる端子(上の写真に写ってる)
  • ケーブル類
  • 三和の20gバネ(IIDXとかでお世話になるやつ)
  • ユニバーサル基板とか

筐体とかは単にやってみたかった的な理由と最初に思いつかなかったせいもあってアクリル板にしちゃっているが、100円ショップのプラケースをひっくり返して穴開ける、の方が手軽じゃないかとか後半思った。あるいは千石の3Fにあるケース売り場でちょうどよいケースを買ったほうが早い。アクリル板である必要はマジで全くなかったと思う。

 

多分一番大事なのはボタンとスイッチ

amzn.to

 

感想としては、このボタンで手コンは快適性を考えるとあまりおすすめできない。手が横に頻繁に移動するゲームで角ばったボタンは痛いしDDRのパネルを「踏む」感じと違ってボタンの中央を押すのが正なのでむやみに動きに「中央を押す」という精度を要求される。いくら手と足で別とはいえ、そもそものゲームの感じ変わっちゃう。さらに言えば反応するボタン範囲は3cm正方形なんだけど、外側に数ミリ(手にしては結構広い)の押せない幅があるのがゲームの感じを著しく悪くしている。

amazonで買った上のボタン自体もバネが硬い(60g相当ある感じ)ため、酷く重苦しいプレイ感の手コン。つらいので20gの三和のバネに変えた。マイクロスイッチオムロンの本気スイッチである必要はない印象だが、もしかするとここも変えると良くなるかもしれない。

ただそもそも、元のミクコンのドーム型の小さいやつを探すとか、あるいはもう少し大きい丸型を選ぶのが良かった気がする(格ゲーに使われそうなアレは多分小さい)。既製品の写真を見る限りだとミクコンのPS3時代のものはボタン配置とサイズ的には候補になる気がする。それを今回買わなかったのはドーム型ボタンのちからを甘く見てたのと、ボタン間隔が見た感じDPには辛い疎な感じに見えたから。結果として今回のボタンでボタン間隔の問題は大して良くなってないしドーム型じゃない分症状悪化させちゃってる感じ。無意味な試みとも思わんけど、ハードウェアは色々難しいね。

ただ、この「もう少し大きい丸型」はしばらく作ってから千石のアーケードパーツ売り場で色々眺めたときに思ったことなので、だいぶ工作の後半での感想なのであった。

アクリル板製の筐体を切って作るというのとこのあたりの「後から使いたいボタンを変える」は酷く相性が悪い。ゼロから作り直せってか……

角張っているところを削ってなめらかにしつつ良い方法ないかなーとか考えては見るけど、正直どこまでつきつめたもんかな……

ちなみに興味があればぜひ試算してほしいんだけど、三和のドーム型ボタンを仮に千石で買うとすると(マイクロスイッチつきとはいえ)一つ2500円とか3000円とかするので8個埋め込めば素敵なお値段になる。アーケード品質ってちょっと過剰なのでこのあたり選択肢がもう少しあって欲しいんだけど、需要があるわけもないよなぁ……。DDRの手コンなんぞ、格ゲーの自作コントローラよりも何倍かマイナーな分野だという自己認識は当然あるよ

 

感じとしては、多分もう少し慣れればBPMが300前後についてはきちんと出来る。ただ、例えばプリンCDPの最後のような振り回しだと(ボタンの中央を押さないといけない分だけ)手がためらって間に合わない感じがする。うーんドーム型ボタン偉大なんだな、すんげーうるさいけど

 

なお足用のものは騒音振動スペースの問題があるのでやる予定はありません。中途半端に作ってセンサーのおもりするのもいやだし。

 

工作的な側面で言うと、アクリル板工作が電子工作というよりは……なんというか……アクリル板工作で、上にかいてないけどホットナイフが癒やしだった。

あと、ボタン周りもまた電子工作という文脈よりもいわゆる「アケコン自作」の文脈。

上の写真、配線がクソなんだけど、実際には超適当なハンダ付けが主であって電子工作的には大したことない。より大事なのは抜き差し出来るようにする端子(ミクコンの中で見つけて「かしこ〜い」ってなったんだけど、いざ名前を調べようとしたら大変だった。千石でしれっと売ってた)みたいに適切な物品を見抜くことだったような。いや、アクリル板はその意味では必要な物品としては大失敗の部類だったんだけど(いやー、ほんと切れない)

唯一感じとして良かったのはUSBのモジュールかな。むかしむかし、それこそ東方が永夜抄だったくらいの時代にPCのパラレルポートをぼっこわして以来こういうのは苦手感がすごかったのだけど、USBも進化して遅延が全く気にならない感じになって、ケアすることがそっちではすごく少なかった。

あと、手コンとして最適とは全く思えてないんだけど、DPの譜面確認という意味では十分悪くないかなー、とも思ってはいる。19クリアできたの哲学だけなのは、手コンのせいというよりは単にマジで譜面読めてないんだなと。

19だと体力成分がマジキチ感あるのでそこはダイエットとか地道なことを重ねるとして、読めてないところに対する補填にはなりそうだなー、とは思った。

最後に、手コンが出来上がったらBREAKING THE FUTURE CDPをプレイできるようにすると心のなかで決めてしまっていたので、……する(DDR GPに結構課金が必要)

 

(2023-10-29追記)

 

 

 

手と足の結果の例として、手でかなりとんでもないところ(自分基準)までいったナイト・オブ・ナイツで比較

 

画像

 

↑DP17の足でこんなスコア出たら飛んで喜ぶわ……w

 

画像

 

↑後半足が持ち上がりませんでした……w

 

このあたりが実にDDR(特にDP)らしいというか、逆に言えばこのギャップが表現できるところまでこの手コンはついてくるので文句がほとんど出ない。。。Extreme〜SN2時代にほしかった……

 

はるか大昔、5thやっていた時代は(YouTubeなんて便利なものもないので)家庭用の動画を手元で録画してそれを流して家で譜面の把握をしていたものだけど、公式プレイヤーと自作手コンでここまでできるってのは時代というかゲームとして末期