真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

学マス、こいつぁ私が待ってたソシャゲだぜ!

True Endが4/9くらいになっております。初期に信号機のSSRが揃ったのは僥倖です。

結論、以下のような要因で推せるゲームと思いました

  • 良くも悪くもpay to winでガチャ要素の強いソシャゲー
  • 最新のゲームのトレンドを反映して定石的なものは概ねカバーされている
  • ソロプレイにおけるコンテンツの底が(相対的には)浅い(少なくとも今は浅く見える)
  • 1プレイ短い
  • コンテンツが浅い中でそのバズりの瞬間風速が異様に大きい(大きく見える)
  • アイマスとして正しく「アイドルを成長させるプロデューサー」の像がゲームシステムの中で描けている

そもそもなんですが、ソシャゲー的なゲームはそもそも好きじゃないです。なんだよコンテストって。うざいなぁ、くらいに思ってます。

一方で(初期の)アイマスは割と好きでした。具体的にはPS3とかで家庭用だしてた時期です(古いね)。

※ 全キャラコンプリートする……的なことすらしてない中で「好きってなんだよ」とは自分も思いますけど、多分そういう傾向が好きなのだと思います。ちなみに2で超絶失速したドリクラも初代は嫌いではなかったです。バニーガーデンほどアドベンチャーゲーム的に薄味になると流石につまらん。

ソシャゲ化する中でのアイマスは一切追いかけてない中で、学マスの発表では「フーン」としか思ってなかったんですが、X(旧Twitter)のバズりを見ていて「流石にこれ、今までとノリが違うな??」と思ってやってみたら、これは刺さるなと。

要は「一応市場に存在するソシャゲー(およびアイマス)を今後追いで追いかけたときにどういうのが理想なんだろう」という疑問の答えに最も迫っている気がしました。

「いやまって、あなたソシャゲ普段やってないでしょう、それじゃ理想なんて判断つかないでしょう」それはそう。あくまで気分の問題です。

ただ、そもそも「外部から観測していて引っかかる」コンテンツが今日日そもそもそんなないんです。

引っかかった(興味を持てた)例を挙げると、ウマ娘とかは「観測していて引っかかる」コンテンツでした。この例での重要なことは「ウマ娘は私の中でプレイしたくなるバーを超えなかった」。代わりにアニメは2期までは見ました(3期止まったなぁ)。トウカイテイオー大好き

「これだけソシャゲーでもりもり課金地獄みたいのの悪評を積み重ねている」状態で「それでもソシャゲー本体にアクセスしてやりたくなる」のラインをウマ娘は越さずに学マスは(私の中で)越したのでした。

個人的に刺さった要因は(上に並べたものをさらに圧縮すると)コンパクトであるということかなと思います。スパッと金払ってスパッと終わらせることが出来るし、その過程で正しく瞬間的なエンターテイメントは満喫できる。育成できるし、Slay the Spire出来るし(?)、ネオーはいるし(??)、下手くそからスターダム(の入口)まできちんとアイドルは向かっていっていく。ついでにいうと(金払うと)時間かからないので、ある意味、私が好きだった初期のアイマスより優れてるすらありますねこれ

ついでに言うと、キャラが典型から大分外れているのは高ポイントです。

ピンポイントで咲季は(この系統のゲームの中で、自分の中で)革命クラスと思いました。帝王のフリした早熟キャラをある意味「無理やり」サクセスストーリーに持ってくってのが偉いなと。今までライバル的な文脈でたまに見た「ライバルを最大限尊重する無双系のアークエネミー」みたいな。ついでにいうと仲間にすると弱い。システム的な都合ではなく、そのキャラの当初見えないところに弱点と違う魅力がある、おおすげぇ。

全体的に「蓋開けてみると、なんだこいつ」系のキャラが上手い。アイマスでキャラ量産してきた中で、ある意味凡庸なのでかさ増ししないことを選んだ帰結なのかも、と思います。

※ HP1で冷静に考えるとあのライブは成立しませんけど、置いとく。どうせファンタジーだ。ヒュンケル先輩もいる

では成功するソシャゲになるかっつーと、知りません。ここでの成功は「母体にとって投資額より十分大きいリターンがある」みたいな意味合いです。

コンテンツの規模が、普段ソシャゲに触れてない私とかからするとコンパクトに過ぎる。いや、コンパクトだから私は触れました、はい。ただ、年間通して付き合うゲームには見えないです。なんなら数ヶ月後には辞めてる可能性の方が現時点では高く見えます。課金も前半にすると、後はダラダラプレイの世界。悪い意味でのソシャゲ要素であるランキング的なところをどこかで切らないと人生の無駄感が出てくる予感。

いやまーだから、すごく良い、すごく良いし成功もしてほしい、でも何か作った再度からするとエラい博打を売っているような側面がチラ見えしており、瞬間風速すごいけどあっという間にランキング上で失速するとかあるんじゃないかな、とは心配してます。

私の目線からすると「知るか」とかなんですけど。というかですね、こういうコンテンツで薄味の付け足しをして儲けようとする人がたいていどこにもいて、そういうので振り回されるのが最悪なわけです。

mowamowa.hatenadiary.org

3ヶ月で失速して9人のストーリーとしてはスパッと終わり……もしかすると一番それが望ましい、のかも。誰にとってかは幅がありますが、私にとってはあんまりこれ以上「アイマス」という古臭くもなっているコンテクストで生き延びてほしいともあんまり思わないところはあるんですよね。ウマ娘の、周りから見ていてもそこはかとなく感じる作業感が学マスなみに軽ければそっちのほうが良かった。

上のような状態にするには相応にエネルギー(金と時間)が要りそう……とはいうものの、サービス開始1ヶ月で基本的なシナリオ系コンテンツのコンプリートが十分可能、というのは、長命サービスを期待できるシグナルではないんですよね。「第二章」みたいな展開はもちろん考えているのかもしれませんが

逆に言えば、このゲームはここ数ヶ月にプレイヤーの話題の大勢が集中するということでもあって、これは(観測期間が短くても良い、という意味で)私にとっては都合が良いです。というかXでのネタ収集に全く事欠かない、素晴らしい

「推せる、しかし短命の可能性が今のところ見えている、短命が故に、ゲームが持つエネルギーが集中する」という特性。

まどマギアニメTV最終話を見るために(というのは語弊あるけど)海外勤務だったところをわざわざ日本に帰ってきてリアタイ視聴した、それが今でも「謎の白い液体」エピソードの生身の体験として残っているのです。そういうもんです。キモイね