まぁすでにローレンス レッシグという人がずっとまえから散々戦ってて基本的に負けてるんですが (だめじゃん)、
- CODE (2.0)
- コモンズ
- Free Culture
- REMIX
の4冊 (CODE は 2.0 が出ているので2冊あるけど) が彼の著作です。REMIXはかなり最近の本なので世相を反映しているという意味では分かりやすいですが、CODEで議論されている3つの「制約条件」を下地にしてないと意味が分からないはず。
主張の骨子は簡単で「技術的に出来る、さらに未来の世代にとって価値があるのなら我々は道を譲るべきだ」ということです。
既得権益者層はここらへんの議論をないまぜにして、とりあえず自分の利益を考えた後にそれが未来の為になるという主張を盾にするわけですが、別段どっちも数値的な根拠はないです。つまりレッシグ的主張も既得権益者の主張も別段どっちも正しいなんて言えない。経済学や社会学って後付けでしかものごとを強くは主張できないので。ここらへんは理系の学問とは一線を画する、悪い意味で。
ただ単に私は既得権益者のselfishなところがすんごく嫌いで、嫌いだから潰してあげる、ついでにレッシグの肩も持ってあげる、みたいな勢いが若干あるのでそっちに付きがちってことです。大体、私だって既得権益者の一員なので、自分の立場が怪しくなるようなことは率先してやってるんです……あれ?