真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

まほあこ雑感

1週間くらい前に数話つまみ食いして、少なくともアニメとしては「ああ、いいや」ってなった。

コミック(2〜3巻だけ見た。こっちは……なんというか十分まともやね)と比較するとちょっと下品なところが強すぎるというか、それが人気の理由にはなってるんだと思うんだけど。

個人的にはこういう(不必要だけど、売れるような要素の)増し方は「異種族レビュアーズ」で十分だと思うところがある。ああ、売れるものを作ることを否定してるんじゃないのよ。私は「ああ、いいや」です。

こういうのって数周展開するとどうしてもその後に真面目になるかダルくなるかしかないので、「普通に成人向けで良くないです?」って思う面が強い。「駄菓子美味しいのは分かるけどおとなになってオフィスのつまみに食べるもんじゃなくない?」「飲み会のつまみが全部ポテトチップスってやっぱり辛くない?」とかそういうことだと思う。不思議だと思うのは20代の飲み会じゃなくて40代50代の飲み会じゃないと上は真にならないことが多いであろうところ、お金落とすのは40〜50だよな、なんかんこう、なんでそんなに喜んでんだろ、みたいな気持ちがあるのだが……

ただ、単なるエロと違ってすごく感心したのが途中で魔法少女が闇落ちしそうなところで主人公がシラフに戻って説教したところ。「あ、駄目な中で誠実なやつだ」みたいなのは一定精神があるなと。キャラの「噛み合わない」ところの組み合わせ技は良いよね。お前がお前からして低空飛行の人生送ってるなかで人に説教すんなすんなw

挑戦している姿勢そのものの方は結構良いなぁと思うので、作品そのものとその制作者サイドの姿勢は悪くないんだけど、その結果として盛り上がるのが変なエロパロってのは何かちげーな、とは思うのだった。どっかでコミックは通して読もうかなぁと思うけど。

コミック的なところでいくと、主人公がしっかり真面目に駄目な方向で成功します、とか、前半のノリからドン引きするようなマジモンの黒い組織が出てきて「そして宇宙へ」みたいな展開とかを想像するんだけど、なんかこう、それはそれで「もういいかな……」とか。10巻費やして出落ちみたいな気持ちになるのはこっちが老齢だからなんだよなぁ、もったいない。美味しんぼの佛跳牆の話が思い出される。