真 もわ爛漫

しゃーら、しゃーらしゃーら

DDR 手コン、丸ボタン編

これまでで最高の出来かもしれない……

 

今回心理的にハードルが最大だったのが「既存のアルミの箱をくり抜いた」ところでした。金属くずが出るわ出るわ…… orz

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……(゚Д゚)ハァ?

 

分かりづらいんですが、MAXXでこのスコアは自分の中で初だし、手コンだとしてもすごすぎる結果です。以後試してみましたが15前後のスコア創出力は(同じくマイクロスイッチの)初代を軽く越してます。

*ちなみに最近足(バーあり)だとこんな。これはこれで個人基準だと低いスコアでもないんですが、

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MAXXでAAAとか出しちまっただけでビビるんですがどうも押した感じが非常に不自然に硬い(対「初代」)ため、(写真に映っている)無銘のマイクロスイッチオムロンのより品質の良い(「初代」でも使っている)マイクロスイッチに切り替えたら、その不自然な押下時の重みもなくなりました。おそらくは「過去最高」に仕上がった感じします。静音対策ゼロで今は音がとにかくうるさいけど。

さら今更また作ることの動機を書いときますと、こう。

「初代」は手探りだったのですんごい時間かかった中ではそもそもかなり出来が良かったのでした。問題は「マイクロスイッチ方式だと筐体がでかくなりすぎること」あたりで、このあたりを一旦どうにかしたいなぁ、と考えて試行錯誤が始まります。

マイクロスイッチではなく他の格ゲー等で使われるボタンや「銀軸」などを試行錯誤してた……んですが、クリック感とボタンサイズ的には十分満足の行くところまではいきませんでした。

キーボード用のスイッチとか格ゲー用のボタン類も相応に良いんですけど、結局「初代」に勝るものを見つけられてませんでした。筐体の高さは一旦あきらめて「初代」をある程度重用する日々。

ただ、初代は結果的に最良、と言いつつも問題が少なからず出てきました。

まず「■の上に一回り大きな◆を重ねた」ことにより、たまに蓋部分が外れてしまうこと。そりゃ斜めに力かかりますからね。■だと距離が空いてしまうところを埋めた妙案だと当初は思ったんですが、ボタン側がそこまで強くありませんでした。

また、◆を重ねたときの接着剤塗布のミスでもあるかもしれないんですが、たまにボタンが押しっぱなしになる問題が発生するようにもなってきました。斜めに力が入る関係でよりボタンの側面がこすれやすくなっていることもあるかもしれません。想定外利用良くない

んで、最初から薄々感じてたんですが「◆のどのあたりを押しているかわからない」問題が誤タッチをまれに発生させる、というのもわかってきました。

もともとのボタン(の■部分)も、よく見るとすこーし中央が膨らんでますよね。これが触れたときに相対位置をわかりやすくするのです。DPだと両手でも左から右、右から左に手が「渡り」ますので、この相対位置把握で押しミスの出方が大きく変わるような感じです。人体すげぇな、とも思いますけど。

一方、今回その上に貼り付けた◆の板はあくまで平たいアクリル板の切れ端ですので、どこを触れても基本的には相対位置は指から情報として得られません。これだと、ズレます。特に17〜18くらいだと顕著にこれでミスタッチが入ります。露骨にやられる例としては「最速最高シャッターガール」の最後。

解決策でもともと想像が付いていたのは丸いボタン、それも格ゲーようのああいうのよりも更に径が大きく下にマイクロスイッチを据え付けるやつです。極論、ポップンミュージックのあのドーム型を想像いただければよろしい。

ただポップンのドーム型は流石にDDR手コンに向けては大きすぎることはわかってもイアます。すでに弊宅にはでっかいミクコンがあるんすよ。そもそも自作前にミクコン試して「筐体がDDR DP練習には大きすぎる」のが気になったのが、手コンの自作を考えたきっかけの一つでありました(あと、ミクコンはボタン間隔が上下左右で一定ではないので間隔が狂う、というのもありました。ただ、上下左右一定でないのは、……いまや筐体の方を自分で作れば解決は出来そう、でもありますけど)

実はだいぶ以前から、今回使った丸いボタンは手元にあったんです。そういう仮説はもともと持ってたからね。

が、使ってませんでした。格ゲーのボタンとかのほうが筐体コンパクトにできるし、とか、この方面で色々アイディアは山盛りで、今回の方面を試すタイミングを逸していたのです。「マイクロスイッチ前提だと筐体が大きくなる」も解決できなくなりますし。

「初代」で最も地獄のように時間を費やしたのはボタンまわりではなく(アクリル板を自力で切りだした)筐体制作の部分です。筐体大きいと、ここは丈夫なものを自分で作る前提が発生する(と思っていた)ので、もうとにかく面倒な感じがあったので敬遠していた、というのもあります。

「筐体自体を作らねばならない。めんどくせぇ」みたいな話については解決の伏線はだいぶ前にありました。ある時、千石電商本店の3Fで箱を見つけたわけです、いろんなサイズの箱を。この手の既製品の箱を使えば、アクリル板の地獄からは開放されるナー、とは思ってました(あるいは別の人が作っているように木でも、まぁ悪くはない)。格ゲー系のボタンとの組み合わせで若干数試してます。サイズがあればワークしますね、くらい。以降はアクリル板工作はしてません。あれは……ひどく時間がかかる。

と、色々な試行錯誤と知見の蓄積をする中で、最後のキーパーツは当のDDRの方のスキルアップにかかります。「ちょぉっと初代でも練習にならないことが、増えているかもー」みたいな感じです。上に書いた初代の不満を解消した筐体で、(足での)DDR側に良いインパクトのあるような練習が家で出来ると、結果的にはハッピーです。

……(そして、冒頭の通り一念発起して作った)

すげぇわ(ここで、MAXXの感想に戻る)

 

「初代」でもいまいちピンとこなかったmarvelousとperfectのズレがびみょーにですがより分かるような印象があります。もう少し叩いていかないとなんともなんですが、新しく叩き出せたスコアが語っています、これは「ひょっとするとひょっとするぞ」と。

「初代」からはじまって何個も作って結局「初代」が一番いいんじゃんグスン……なんてなってた中で、長い試行錯誤を経て非常に強い次世代機が完成したのかも。嬉しいですねぇ。

 

なお、残念ながらすでに2つ思いつく、現時点で未解決の課題もあります。

  • 丸ボタン版ですがアルミ部分がひしゃげるんじゃないかと少し心配です。薄いので補強が要るかも。その他音が反響してうるさいとか、「初代」でもやった吸音材貼るような調整はいりそうです。さらに、精度に対する認識力強化にはかなり役に立つんですが、幅が広くなったこともあって速い動きで初代(や、他の小さいボタン系の手コン)より厳しいかもしれない。
  • 最近は手コンで出せても足で再現出来ない部分の方がスコアに対する足かせになりやすいです。要は読み能力については既存の手コンで練習する中でだいぶ底上げがなされていて、実地で足で動かして確認しないと仕上がらない。これは手コンでは根本的にどうしようもありません
    • 「手コンでも読めない譜面」は足でやっていて読めるわけがなく、そういう譜面はまだ相当数あるので、まだ手コンでの底上げは効くと見ます。作って丸々無駄ということはないです

究極的には実際の筐体での練習の補完以上の働きはしません。大体、家でやってもフレアスキル残らねぇし。

手コン的な練習は、ゲーセンで湯水のように時間と体力を費やせれば必要のない話なんですけどねぇ……。まぁ、他の電子工作などの文脈とセットでやっている部分もあるので、これでええんじゃないでしょうか。人生でやらねばならなそうなことはDDR DP(だけ)じゃないんだ。